道青少年育成協会が大会　「地域が育む」思い広め　山谷会長　活動推進へ機運醸成

（道・道教委 2024-09-12付）

道青少年育成大会開会式会長あいさつ

　道青少年育成協会（山谷吉宏会長）と国立青少年教育振興機構は６日、札幌市内のかでる２・７で道青少年育成大会・「少年の主張」全道大会を開催した。開会式で山谷会長は「青少年は地域が育む」思いが全道に広まるよう期待。道内各地で活動する青少年育成関係者が一堂に会し、活動の一層の推進に向けて意識の醸成を図った。

　開会式で山谷会長は「北海道の未来を担う青少年が限りない夢と理想を持ち、健やかにたくましく成長することは道民みんなの願い。皆さんの“青少年は地域が育む”という揺るぎない思いが、大会を通じて全道に広まってほしい」と述べた。

　続いて道保健福祉部の野澤めぐみ子ども応援社会推進監が登壇。「自分自身や周囲の人たち、地域を見つめ直し、未来への希望を込めて発表する社会に向けた意見や提案はたくさんの人々の心を揺り動かし、北海道の豊かな未来を共に切り拓いていく大きな一歩となる」と述べ、発表者にエールを贈った。

　つぎに６年度社会貢献賞（青少年健全育成功労者）表彰式、道青少年基金事業顕彰表彰式を執り行い、受賞者一人ひとりに表彰状が手渡された。

　表彰式のあと、金沢大学の金間大介教授が「先生が求める答えを提供する若者たち～いい子症候群の実像」と題して講演。静かに退職する若者の実態や、周囲の反対・拒絶を恐れる「拒否回避欲求」が強い傾向を伝え、意欲や能力を高める細やかなフィードバックや、日常的に自信を高める働きかけの必要性を説いた。

　最後に活動発表。道ブレイクダンス協会からオリンピックで新競技となったブレイキングやキッズダンスパフォーマンスを披露し、会場を盛り上げた。

(道・道教委 2024-09-12付)