札幌市　フッ化物洗口モデル事業　二条小など４校で開始　外部人材活用し負担軽減

（札幌市 2024-10-04付）

　札幌市保健福祉局は、小学校におけるフッ化物洗口モデル事業をきょう４日から始める。二条小学校など４校をモデル校に指定。洗口液の作成などの作業を外部人材に委託するなど、学校や教職員の負担に配慮した実施方法について検証する。

　５年１月に施行された市歯科口腔保健推進条例では、子どもたちの歯と口腔の健康を守るため、フッ化物応用の推進に取り組むことを明記している。

　ことし３月には、６～１１年度を計画期間とする第２次生涯歯科口腔保健推進計画（前期計画）を策定。虫歯の予防や健康格差の縮小を目指し、小学校におけるフッ化物洗口モデル事業の実施を盛り込んでいる。

　事業では二条小など４校をモデル校に指定し、８年度までの３年間で効果的かつ効率的な事業の実施方法について検討する。

　市シルバー人材センターから派遣された外部人材を活用し、洗口液の作成や後片付けなど負担の大きい作業を委託。学校や教職員の負担軽減に配慮した実施体制を講じる。

　各モデル校では事前の保護者説明会などを終えており、保護者の同意が得られた児童を対象に行うこととしている。

　モデル４校と実施開始日、対象学年はつぎのとおり。

▽二条小＝４日、５・６年生

▽太平南小＝４日、全学年

▽伏古小＝１０日、２・３年生

▽米里小＝１５日、全学年

(札幌市 2024-10-04付)