シンガーソングライターみゆう氏　好きなこと諦めないで　札幌月寒中　道徳講演会

（札幌市 2024-10-11付）

　札幌市立月寒中学校（太田和幸校長）は９月３０日、１年生道徳の一環として講演会を開いた。市内を中心に活躍するシンガーソングライターのみゆうさんが来校し、夢をかなえるまでの道のりを講演。生徒約１８０人に対し「好きなことなら、絶対に諦めないで」などと呼びかけた。

　講師のみゆうさんは、担当の野呂遼詩教諭が前任校で勤務していた時の教え子。野呂教諭によると、当時からシンガーソングライターを目指しており「部活動や勉強と両立しながら、芸能事務所に所属し真剣に音楽づくりやライブ活動に取り組んでいた生徒だ」という。

　みゆうさんの姿を通して、目標達成に向けての意識向上、自己実現に向けて何をすべきかなど、自分自身と向き合い高めようとする気持ちを醸成することをねらい、１年生の道徳に位置付けて講演を行った。

　みゆうさんは、憧れのアーティストであるａｉｋｏさんのカバー曲やオリジナル曲「真夏の太陽」「走れ～明日は今日を超える」を披露しながら、これまでの歩みなどを話した。

　小さな頃から歌手を目指していたが、中学１年生の時に「ただ歌がうまいだけでは駄目だ」と気付き、シンガーソングライターになろうと決意。ギターを習い始めたり、曲を自作したりするようになったという。

　中学２年生で大手芸能事務所のオーディションに合格し、本格的なレッスンの日々が始まった。

　部活動や勉強、ライブ活動と両立しながら、曲作りの課題をこなしていた。「当時はすごく大変だったが、全部大好きなことだったので、諦めず、逃げずにやってこれた」と振り返る。

　生徒たちに対しても「好きなことなら、絶対に諦めないでほしい」と強調した。

　参加した戸田ひかりさんは「自分もみゆうさんのような歌手になりたい。そのために勉強も頑張りたいし、委員会などにも積極的に参加したい」と話した。

　浜田晋太朗さんは「部活や勉強で忙しい中、夢を追い続けるのはすごいと思った。自分も夢に向かって頑張りたい」と述べた。

(札幌市 2024-10-11付)