札幌市　市内保育所保育受給計画　保育定員　確保数微減　７年４月で「充足」見込む

（札幌市 2024-10-17付）

　札幌市子ども未来局は、市内保育所等における保育受給計画の進捗状況をまとめた。本年度の幼稚園を除く保育定員は認可保育所の廃止などに伴い、確保数の微減が見られた。今後はニーズに応じた供給量を確保する見込みで、７年４月時点では全市的に充足する見通しとなっている。

　第４次さっぽろ子ども未来プランで掲げている保育・教育の確保方策では、２年度から７年４月を計画期間に設定。４年度の中間見直しで判明した保育ニーズに対応する供給量を７年４月までに確保することを目指している。

　９日に開かれた子ども・子育て会議認可確認部会では、次年度の市内全区における保育・教育需給計画案を公表。次年度は４幼稚園が幼稚園型認定こども園に移行することに伴い、ニーズを踏まえた供給量はゼロ歳で１３１５人、３～５歳（２号教育）で３８２１人の充足が図られる見込みを示した。

　認可保育所の廃止に伴い、３～５歳の２号保育はマイナス９２人、２号教育はマイナス１７１７人と供給を満たしていないものの、保育と教育を勘案した需給状況は全市的に充足する見通し。

　各区の状況をみると、中央区はゼロ歳、１～２歳、３～５歳（２号保育・教育）、３～５歳（１号）の全ての定員で需要を満たしている。

(札幌市 2024-10-17付)