地元建設企業が善意で寄贈　校舎裏に移設・更新　札幌本町小の百葉箱

（学校 2024-11-18付）

　札幌市立本町小学校（佐藤浩輝校長）の百葉箱が数十年ぶりに新しくなった。同校敷地内で流域貯留施設整備工事を施工する市内の建設企業・北土建設㈱の梅田拓実現場代理人が地域貢献活動の一環として更新・移設を申し入れたもの。

　同校の百葉箱は、４年生の理科の授業で気温や湿度を計るために設置しているが、老朽化が進んで白色であることが分からないほどの状態だったという。

　新たな百葉箱は、校舎裏に移設された。佐藤校長は「百葉箱の寄贈をいただき大変ありがたい」と謝意を述べ、校長室で同社に感謝状を贈呈した。その上で「子どもたちも白い百葉箱の存在感をあらためて実感してくれると思う」と述べた。

　設置を行った梅田さんは「きれいになった百葉箱を使い、意欲的に理科の授業を受けてもらえたら」と話した。

(学校 2024-11-18付)