建設業の魅力を体感　開発局などが学校キャラバン　岩農高　重機操縦体験など

（学校 2024-11-19付）

　【岩見沢発】岩見沢農業高校（野村博之校長）は６日、同校で開発局と空知建設業協会主催の学校キャラバンを開いた。農業土木工学科１年生３６人を対象に、建設業の若手職員による仕事紹介のほか、バックホーシミュレーターやミニチュア重機の操縦体験などを実施。生徒は建設業に関する仕事の魅力ややりがいを体感した。

　学校キャラバンは、建設業界の就労者や建設業に対する理解者・応援者を増やそうと、若者に業界の魅力とやりがいを知ってもらうことを目的に実施しているもの。平成２９年から行っている。

　はじめに、建設業の解説を行ったあと、開発局札幌開発建設部岩見沢農業事務所の職員２人と建設企業・（株）北創、（株）中山組、栄建設（株）に就職した若手職員３人の計５人がそれぞれの仕事内容を紹介。意見交換では、仕事をする上で必要となるスキルなどについての質問に答えた。

　体験活動では、（株）砂子組の協力のもと人材育成のツールとして使用しているバックホーシミュレーターや、ミニ建設機械の操縦、ＡＲを体験した。

　バックホーシミュレーターでは、レバー型のコントローラーを使用しながら実践に近い形で操作した。生徒はゲーム感覚で楽しんだ。

　同校の川﨑夏鈴さんは「きょうの説明で女性職員がおり、岩見沢農業高の卒業生と聞いて、自分の進むべき将来像が想像しやすくなった」と話した。

(学校 2024-11-19付)