札幌高等養護　木工科生徒が贈呈　木の名札　長く使って　中島教育長ら道教委委員に

（学校 2024-11-25付）

　札幌高等養護学校（奥田雅紀校長）生徒会長の高橋海榎さんは２１日、道教委を訪れ、木工科生徒が製作した「木の名札」を道教委の各委員に贈呈した。高橋さんは、中島俊明教育長と５人の委員にそれぞれの名前が入ったネームプレートを手渡し「ぜひ長く使ってほしい」と笑顔で話した。

　この日は、同校で生徒会長を務める木工科３年の高橋さんが全校生徒を代表して来庁。奥田校長、高野智英事務長、高橋さんの学級担任の上村聡香教諭の３人が同行した。

　はじめに奥田校長があいさつ。同校の生徒がアビリンピック北海道大会のビルクリーニング部門で金賞を獲得したことや、全国障がい者スポーツ大会に４人の生徒が道・札幌市代表として出場したことなど本年度の主な成果を報告した。

　また、一般企業への就職率の変化にも触れ「これらの成果によって前年度、本年度は、５０％を超える生徒が一般企業への就職が決まった」などと伝えた。

　続いて、高橋さんが同校でこれまで学んだきた教育内容について「３年間で特に体力づくりや、作業学習で長く働く力を身に付けることができた」と報告。

　また、名札の製作過程を説明し「製品を作る際には、けがをしないこと、木材を丁寧に扱うことを特に気を付けた。長く使っていただけるとうれしい」と話した。

　このあと高橋さんは、中島教育長、青山夕香委員、渡辺一人委員、川端絵美委員、大鐘秀峰委員、清水彰委員一人ひとりに名札を贈呈。

　委員を代表してあいさつに立った青山委員は「名札の角が丸く、けがをすることがないよう配慮されており、製作した生徒の温かみや気配りがとても感じられた。末永く大切に使わせていただく」と感謝の言葉を述べた。

(学校 2024-11-25付)