札幌東高３年・河野通虎さん　競泳世界大会で３位入賞　偉業たたえ、飛躍期待し応援

（学校 2024-12-02付）

応援看板の前で研鑚を誓う河野さん（左）

　札幌東高校（須藤克志校長）３年の河野通虎さんが８月の世界ジュニアパンパシフィック選手権大会男子２００㍍バタフライで３位に輝いた。１１月２５日、同校で報告会が開かれ、世界に羽ばたくことを願って応援看板が設置された。河野さんは「速い選手ではなく、強い選手になる」と力強く宣言。多くの友人の応援を背に、４年後のオリンピックを目指して研鑚を誓った。

　河野さんは、昨年道内で行われた全国高校総体男子２００㍍バタフライで、２年生ながら北海道記録を更新する記録を出して３位入賞。ことし８月にオーストラリアで開催された世界ジュニアパンパシフィック選手権大会男子２００㍍バタフライで３位に輝いた。その後行われた第７８回国民スポーツ大会でも少年男子２００㍍バタフライで２位に入賞するなど、日本競泳界のホープとして将来を嘱望されている。

　同校では、偉業をたたえるとともに、今後のさらなる飛躍を期待し施設内に巨大な応援看板を作製。この日の除幕式には、多くの在校生が駆け付けた。

　河野さんは、初の日本代表として迎えた世界大会でも平常心を忘れずに挑んだという。「速い選手ではなく強い選手になる」という信念のもと、水泳だけではなく学業でも努力を怠らず、文武両道の３年間を送っている。

　日本競泳界のホープは、大学進学後も学業との両立を果たし、４年後のオリンピックでの活躍を視野に研鑚を積む覚悟だ。

(学校 2024-12-02付)