道建設部がＩＣＴ体験講習会　ドローンは意外と簡単　帯農高　最新技術に触れ

（学校 2024-12-04付）

帯広農業高　道建設部によるＩＣＴ体験講習会

　【帯広発】帯広農業高校（佐藤裕二校長）で１１月上旬、道建設部によるＩＣＴ体験講習会が開催された。農業土木工学科１年生３３人が参加。最先端のＩＣＴ技術について説明を受けたほか、ドローンの操縦を体験するなど、現在の建設産業について理解を深めた。

　道建設部が担い手確保に向けた取組の一環で、平成３０年度から実施。最新技術を伝えることで、建設産業への理解と関心を深めてもらうことを目的としている。同校では、外部の講習会を通して情報化施工などＩＣＴについて体験を交えて学ぶ機会とした。

　道建設部建設管理課の西小路篤史主査があいさつ。講習会の目的や建設業におけるＩＣＴの取組などに触れ「将来、自分が進む道の一つとして建設産業を考えていただけたら」と呼びかけた。

　座学では、コマツカスタマーサポート㈱北海道カンパニーの担当者が最先端のＩＣＴ技術について説明した。建設産業が生産性向上や建設ＤＸ、働き方改革、人材育成、担い手確保に取り組んでいることを紹介。ショベルカーの操縦が未経験者でもＩＣＴ建設機械を使用することで、３日で精度良く施工できるなど最新技術のほか、遠隔操縦や無人化施工など近未来の建設業をイメージした動画を上映した。

　続いて、㈱スカイスパイスの担当者を講師に、ドローン操縦技術研修会を実施。ドローンについて物流や測量など様々な活用方法を紹介したほか、操縦に必要な資格や関係法令などを説明した。

　このあと、ドローンの操縦体験を実施。生徒たちはドローンの操作やＶＲでのドローンレースを楽しみながら体験した。

　生徒たちは「ＩＣＴを使用することで初心者が３日で操作ができる技術に驚いた。建設業に興味を持った」「意外と簡単にドローンを操作することができた」と感想を述べた。

(学校 2024-12-04付)