札幌あいの里高等支援サッカー部　フットサル全国大会　初出場で準優勝　自分で考え、判断し、行動

（学校 2024-11-18付）

トロフィーを前に笑顔を見せる生徒たち

　札幌あいの里高等支援学校（今井章文校長）サッカー部は、２日に愛知県で開かれた第３回全国特別支援学校フットサル大会に初出場し、準優勝を飾った。生徒たちが「自分で考え、判断し、行動する」プレーを見せ、全国の大舞台で活躍した。

　開校３年目の平成３０年度に創部したサッカー部は、現在２４人の生徒が所属している。

　７月下旬に江別市内で開かれた第８回小野寺眞悟杯道特別支援学校フットサル大会で、２０校による激戦を制し、初の全国大会出場を果たした。

　予選リーグを１位通過し、３校による決勝リーグに進出。惜しくも１勝１敗に終わったが、初出場ながら準優勝に輝く快挙を成し遂げた。

　監督を務める笹本大輔教諭は、前年度の反省を生かし、生徒の主体性を重視した指導を心がけたという。チームコンセプトである「自分で考え、判断し、行動する」力を育んできた結果「指示を待つのではなく、自分たちで意見を発信する場面が多く見られた」と生徒たちの成長を実感した。

　また「全国大会の大舞台でも物おじせずに挑み、結果に満足せず闘志を燃やせていた」と振り返り、今後の活躍に期待を寄せた。

　主将の星野颯汰さん（３年）は「キャプテンとしてみんなを導けていたか不安があったが、全国大会進出が決まり自信がついた」と話した。

　全国での戦いを終え、戦略面での反省など悔しい思いをにじませつつ「準優勝までいけたことは素直にうれしい」と笑顔を見せた。

　今後は、来年１月に静岡県で開かれる全国大会「もうひとつの高校選手権」に照準を合わせて活動していく。「そこでは優勝をねらいたい。フットサル大会に出場した８人を中心に盛り上げていきたい」と選手全員が意気込んだ。

(学校 2024-11-18付)