札幌大谷地東小でネクスコ東　高速道路　工夫がいっぱい　出前授業で土だんご作りも

（札幌市 2024-12-19付）

１組の様子。高速道路の舗装について説明を受けた

　札幌市立大谷地東小学校（井田敦校長）で４日、東日本高速道路（株）北海道支社の出前授業が開かれた。５年生約６０人が参加。土だんご作りなどの体験的な活動を通して、高速道路の舗装の役割や構造について理解を深めた。

　同社の社会貢献活動の一環として、日本のミライを支える子どもたちへの教育支援を目的に実施したもの。北海道支社の近隣に位置している縁で、大谷地東小を対象としている。

　同校では５年生総合的な学習の時間に位置付け、校区内にある事業所の取組について理解を深めるとともに、高速道路を造る材料について見て・触れて体験することをねらった。

　東日本高速道路の担当者が説明に立ち、高速道路における舗装の役割や構造物などを示した。

　つぎに、アスファルトの供試体を使って高速道路と一般道路の強度の違いを体感。それぞれの供試体を曲げたり引っ張ったりする中で、高速道路の方が軟らかく伸びやすいことが分かり、児童たちから驚きの声が上がった。

　このほか、質の違う２種類の土を使って土だんごを作る活動を実施。児童たちは、土に含ませる適切な水分量を見極め、どれだけ硬い土だんごを作れるかを競った。

　参加した児童からは「高速道路と普通の道路で使われているものが違うと初めて知った」「高速道路を造るためにいろいろと工夫していることが分かった」などの感想が寄せられた。

この記事の他の写真

２組の様子。より硬い土だんごを作った児童を表彰した

(札幌市 2024-12-19付)