根室教育局が道徳教育推進教師研　演習・協議通し実践力向上　管内各学校から５１人が参加

（道・道教委 2015-07-30付）

説明・演習・協議を行った

　【根室発】根室教育局は七月中旬、別海町役場で本年度第一回の道徳教育推進教師研修を開催した＝写真＝。管内各学校の道徳教育推進教師など五十一人が参加。学習指導要領の一部改正を踏まえた道徳教育の推進の在り方について、説明・演習・協議を行い実践力を高めた。

　はじめに、塩田直之教育支援課長が「道徳教育の充実・道徳教育の指導計画の工夫改善」と題して説明・協議を実施。参加者は小学校と中学校の学習指導要領の一部改正を踏まえた道徳教育推進の在り方や、指導計画改善の視点、道徳の時間の指導の工夫などを学ぶとともに、年間指導計画の効果的な活用や指導案の作成について協議した。

　続いて、義務教育指導班の大月さゆり指導主事が、「道徳科の指導方法の工夫改善」と題して、授業づくりのポイントや、北海道版道徳教材等を活用した指導方法の工夫について説明。その上で、参加者は拡大指導案を活用した協議や、『私たちの道徳』の効果的な活用について検証した。

　最後に参加者は、チェックリストを用いて自校の課題を明確化。「道徳教育の指導計画の改善」「道徳の時間の授業改善」「北海道版道徳教材等を活用した指導方法の工夫改善」「家庭や地域社会との連携」のグループを構成し、課題解決に向けた方策について話し合った。

　研修終了後は「道徳教育の全体計画、年間指導計画を見直す良いきっかけとなった」「自校の課題が明確になり、道徳教育推進教師として取組の見通しをもつことができた」などの感想が聞かれた。

(道・道教委 2015-07-30付)