札幌市小学校長会が９月総会・研修会　学テ結果を学校改善に結び付けて　道内・全国の動向など確認

（関係団体 2015-09-18付）

札幌市小学校長会が９月総会・研修会

　札幌市小学校長会（北本義和会長）は十六日、ホテルライフォート札幌で九月総会・研修会を開催した＝写真＝。総会では、今月に行われた道小学校長会教育研究大会十勝大会の様子などを報告。研修会では㈱富士メガネの金井昭雄代表取締役会長・社長が「富士メガネの海外難民視力支援活動」と題して講演した。

　冒頭、北本会長があいさつ。全国学力・学習状況調査結果について市の公表予定などにふれたほか、「調査結果について各学校で状況を把握し、学校改善に結び付けていくことが重要」と述べた。命を大切にする指導については、「児童生徒の自殺が生じる背景としては学校や家庭、個人の要因など複雑に関連している。各学校の教育活動全体を通して、子どもが自己を肯定的に受け止め、自他のかけがいのない命を大切にしようとする心を育むことが大切」と学校・家庭・地域が手を携えて取り組むよう呼びかけた。

　来賓あいさつでは、市教委の長岡豊彦教育長が登壇。何よりも子どもたちに前へ進める力を身に付けさせるよう求めたほか、「社会の変化に伴い、いろいろな取組が求められる中で、学校と市教委が連携して課題に立ち向かっていきたい」と述べた。

　議事では、今月十一・十二日に行われた道小学校長会教育研究大会十勝大会の様子を報告。全国情勢については文部科学省の概算要求に対するヒアリングや被災地視察の内容について説明した。

　このあと研修会では、富士メガネの金井代表取締役会長・社長が「富士メガネの海外難民視力支援活動」と題して講演した。

　金井氏は、海外難民視力支援活動について、海外の難民キャンプ等を訪問し、一人ひとりの視力をチェックして適切な度数の眼鏡を渡す活動であることを説明。これまで三十三回実施している同活動のきっかけとなったアメリカ留学での体験や試行錯誤しながら取り組んだ日々、今日に至るまでの活動について紹介した。

(関係団体 2015-09-18付)