挑戦する子育む学校を 第58回道小教育研究大会十勝大会(関係団体 2015-09-18付)
幕別町で第58回道小教育研究十勝大会開く
【帯広発】道小学校長会(松井光一会長)は、十一日から二日間にわたって、幕別町百年記念ホールを主会場に、第五十八回道小学校長会教育研究十勝大会を開催した=写真=。大会主題「新たな知を拓き 人間性豊かな社会を築く日本人の育成を目指す小学校教育の推進~北の大地から世界を見つめ、新しい社会の形成に向けて挑戦する子どもを育む学校経営の推進」のもと、講話や分科会、記念講演などを行い、学校改善や学校教育の向上を目指して理解を深めた。
初日の開会式では、はじめに松井会長があいさつ。大会を通して、「学校改善に資する校長のリーダーシップの在り方について研究協議によってさらに具体化され、全道すべての学校にくまなく還流してほしい」と期待。「未来を見据え、チーム北海道として進む道小としての結束を高め、学校改善と本道教育の質の向上のために、研修を深めていこう」と呼びかけた。
引き続き、大会実行委員長を務める十勝小・中学校長会の中村吉昭会長が登壇。「大会を通して、夢とビジョン、より具体的方策を語り合う場として充実させ、校長としての職能を向上させるととともに、組織の結束を強め、交流の成果をあすからの学校経営に生かしてほしい」と期待した。 続いて、十勝教育局の上野靖局長、飯田晴義幕別町長、寺山憲二音更町長、全国連合小学校長会の大橋明会長がそれぞれ来賓あいさつ。上野局長は「子どもたちのよりよい教育のために、学校の組織的な力である学校力を身に付けてほしい」と強調。飯田町長は「思考力・判断力・表現力を身に付けた子どもを育ててほしい」と求めた。
寺山町長は、めまぐるしく変化する教育について指摘した上で、「つぎの世代を担う子どもたちの育成に尽力してほしい」と述べた。大橋会長は「教育課程を編成するに当たって、校長がリーダーシップを発揮し、全教職員で検討していくことが重要。全連小としては、今後とも道小学校長会と連携・協力し、様々な教育課題の解決や教育の充実に向けて取り組んでいきたい」と協力を呼びかけた。
このあと、上野局長が「社会で活きる実践的な力の育成」「豊かな心と健やかな体の育成」「信頼される学校づくりの推進」の三つをテーマに講話したほか、大橋会長が当面の諸課題について説明した。
午後からは、「学校経営」「教育課程」「指導・育成」「危機管理」「教育課題」の五つの研究領域から「経営・ビジョン」「知性・創造性」など十三の分科会を開き、それぞれの代表者が自校で行っている取組などについて発表した。
二日目には、長野五輪ックスピードスケート金メダリストの清水宏保氏が「北海道の次代を担う子どもたちへのエール~今日の学校教育への期待」と題して記念講演を行った。
(関係団体 2015-09-18付)
その他の記事( 関係団体)
課題解決へ指導力向上を 道高校教頭・副校長会道南支部が研究協議会
【函館発】道高校教頭・副校長会道南支部(中島淳夫支部長)は九月上旬、函館中部高校で第二回研究協議会を開催した=写真=。本年度事業計画や研究協議体制について確認するとともに、学校の特色を生か...(2015-09-24) 全て読む
「旭川教育の日」推進協が総会開く 子どもの健全育成へ取組支援 活動方針、事業計画を審議
【旭川発】「旭川教育の日」推進協議会(鷲見正雄会長)は十六日、上川教育研修センターで二十七年度総会および意見交流会を開催した=写真=。教育関係団体などから十八人が出席し、二十六年度の活動報...(2015-09-24) 全て読む
道公立小中事務職員協議会が研究大会 自主的・創造的な仕事を 50年ぶりの札幌開催に550人参加
道公立小中学校事務職員協議会(常陸敏男会長)は十七日から二日間、ホテルライフォート札幌で第六十五回道公立小中学校事務研究大会(北海道・東北合同)を開催した=写真=。札幌での開催は五十年ぶり...(2015-09-24) 全て読む
石狩管内小中校長会がBブロック研 〝知・徳・体〟の育成を 55人が研究協議で研鑚積む
石狩管内小中学校長会(畠山昌平会長)は八日、石狩市花川北コミュニティーセンターでBブロック研修会を実施した=写真=。石狩市、江別市、当別町、新篠津村内から計五十五人が参加。研究主題「新たな...(2015-09-18) 全て読む
札幌市小学校長会が9月総会・研修会 学テ結果を学校改善に結び付けて 道内・全国の動向など確認
札幌市小学校長会(北本義和会長)は十六日、ホテルライフォート札幌で九月総会・研修会を開催した=写真=。総会では、今月に行われた道小学校長会教育研究大会十勝大会の様子などを報告。研修会では㈱...(2015-09-18) 全て読む
道小26年度退職校長の動向アンケート調査結果 84・9%が再就職・任用 年金支給までの生活基盤に不安
道内の公立小学校を前年度末で退職した校長の六八・四%が「再就職」、一六・五%が「再任用」として勤務していることが、道小学校長会(松井光一会長)が行ったアンケート調査で明らかになった。再任用...(2015-09-18) 全て読む
豊かな学びのある授業を―道教組の当面闘争方針
道教組は、十二日に札幌市内で開いた第二十八回中央委員会で、当面闘争方針を決めた。方針のうち、運動の具体的進め方には、「学習指導要領のもつ矛盾について、子どもの実態をもとに学習を進め、形式的...(2015-09-17) 全て読む
道教組中央委 子どもが安心して学べる学校実現を―特別決議を採択
道教組第二十八回中央委員会では、特別決議を採択した。 特別決議では、「私たちは〝教え子を再び戦場に送らない〟の思いで〝戦争法案反対!〟の取組を全道各地で進めてきた。平和への思いを確かめ...(2015-09-16) 全て読む
道教組中央委 実践交流し確信へつなげ 川村執行委員長があいさつ
道教組第二十八回中央委員会での川村安浩執行委員長のあいさつ概要はつぎのとおり。 国会では、安保法案の参議院での審議が山場を迎えている。来週以降、与党は国民大多数の反対を押し切り、立...(2015-09-16) 全て読む
道教組第28回中央委員会 憲法に立脚した学校を 後半期の闘争方針決定
道教組(川村安浩執行委員長)は十二日、札幌市内の北海道労働センターで第二十八回中央委員会を開き、当面闘争方針を決めた=写真=。方針には、本年度後半期の重点課題として、「憲法・子どもの権利条...(2015-09-16) 全て読む