「旭川教育の日」推進協が総会開く　子どもの健全育成へ取組支援　活動方針、事業計画を審議

（関係団体 2015-09-24付）

「旭川教育の日」推進協議会が総会・意見交流会

　【旭川発】「旭川教育の日」推進協議会（鷲見正雄会長）は十六日、上川教育研修センターで二十七年度総会および意見交流会を開催した＝写真＝。教育関係団体などから十八人が出席し、二十六年度の活動報告や本年度の活動方針、事業計画について審議。本年度も「旭川教育の日」の趣旨の普及のため、子どもの健全育成の取組を後援・協賛していくこととした。また、役員改選では、鷲見会長を再任した。

　十一月第三日曜日とされている「旭川教育の日」は、家庭・学校・地域が互いに協力し、「旭川の子どもたちは旭川市民の手で育んでいく」との思いをもって行動する契機の日として、二十四年に同協議会が制定した。

　冒頭、あいさつに立った鷲見会長は、近年の社会変化から、子どもが安心して過ごせる環境が脅かされていることを指摘。「子どもにとって望ましい環境づくりが大人の責任。そのためにも教育の日の趣旨を広める必要がある」と述べ、引き続き協力を呼びかけた。

　つぎに、旭川市教委の小池語朗教育長のメッセージを教育指導課の末木良典課長補佐が代読。「本市の子どもたちが夢をもってたくましく育っていけるよう、推進協議会が学校・家庭・地域の懸け橋としての役割を果たしてほしい」と期待を寄せた。

　続いて、前年度の事業報告のあと、本年度の活動方針や事業計画について審議した。

　活動方針については、前年度と同様、同協議会加盟団体が子どもの健全育成を目的として開催する取組を後援・協賛。「旭川教育の日」の趣旨を広く市民に普及することとした。

　事業計画では、十一月二十二日の市ＰＴＡ研究大会協賛部会（第一部会家庭教育）の内容と講師の決定、および運営に協力。同大会に加え、旭川市教育振興会が主催する十一月七日の新しい時代の教育を語る集いを後援・協賛することを確認した。

　役員改選では、旭川教育振興会の鷲見会長を再任したほか、旭川市中学校長会の佐藤保会長、道私立中学高校協会旭川支部の阿部敏支部長を副会長に新任した。

　このあと、意見交流会に移り、子どもの健全育成にかかわる活動について、出席者が所属団体の取組を報告した。出席者からは、「市では児童センターが六ヵ所あるが、市内全域をカバーしているとは言い難い。子どもの放課後の居場所を把握し、対策することが必要」「教育の日を普及するため、教育にかかわっていない団体の加入をうながすべき」などの意見が上がっていた。

　役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝鷲見正雄（旭川教育振興会長）

▽副会長＝吉（土に口）﨑隆（旭川市小学校長会長）、佐藤保（旭川市中学校長会長・新）、阿部敏（道私立中学高校協会旭川支部長・新）

▽事務局長＝山村志保子（旭川教育振興会事務局長）

(関係団体 2015-09-24付)