道教委 専門高校Progressiveプロジェクト 美唄尚栄高など8校指定 大学・企業と連携研究(道・道教委 2015-10-16付)
道教委は、本年度から「専門高校Progressiveプロジェクト」推進事業に着手する。美唄尚栄高校など八校を実践研究校に指定し、高度な知識・技能の習得や、地域の産業特性やニーズに対応する取組などについて、大学や企業等と連携して三ヵ年計画で研究を進める。生徒が学んだ専門的な知識・技能と実社会との関連性を検証するため、卒業生へのアンケート調査も行う。
産業構造の変化や科学技術の進歩に対応し、次代の地域産業を担う専門的職業人を育てるため、専門高校等において高度な知識・技能の習得に関する取組のほか、地域の産業特性やニーズに対応する取組など先進的な実践研究を進め、本道の職業教育の充実を図る事業。前年度まで、十七校の実践研究校で進めていた「専門高校スキルアッププロジェクト」を発展させるもの。
実践研究校として、美唄尚栄高など八校を指定し、本年度から三年間で研究を進める。
指定校では、①特色あるカリキュラム②技術開発③高度な知識・技能の習得④食や観光など地域の産業特性やニーズに対応する取組⑤職業教育の充実―について、大学や試験研究機関、企業と連携して研究するほか、職業能力に関する調査を実施する。専門的見地からの指導・助言・評価を受けるため、大学や研究機関、経済団体などの職員で構成する運営指導委員会を設置する。
調査では、生徒が学んだ専門的な知識・技能の実社会との関連性を検証するとともに、社会的・職業的自立に必要な基礎的・汎用的能力の育成に向けた教育内容の課題を分析するため、卒業生の離職状況などについてアンケートを行う。
全道連絡協議会は、二十六日午後一時三十分から道庁別館で開催する。
実践研究校および研究計画の概要はつぎのとおり。
▽美唄尚栄高=「美唄市の農産物を活用した特産品の開発」
▽札幌東商業高=「語学力を生かしたホスピタリティマネジメントとコミュニケーション~北海道の観光関連産業で活躍するグローバル・リーダーの育成」
▽大野農業高=「地元特産物を利用した商品開発と地域振興への取組~北海道新幹線開業記念」
▽函館工業高=「直感的なコンピュータ操作環境の構築」
▽函館水産高=「新幹線開業に合わせた函水の特色を生かしたコラボ企画の開発に関する研究」
▽旭川農業高=「Natural Flowerの調査・研究~オーガニックフラワーの生産から加工・普及まで」
▽紋別高=「オホーツク地域資源の再利用方法の検証およびリサイクル装置の開発~ホタテ貝殻資源の活用」
▽釧路商業高=「PRコンテンツの開発と地域活性化に向けた新ビジネスプランの提案~情報活用能力を生かした地域振興プログラム」
(道・道教委 2015-10-16付)
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