桧山教育局が〝スマホ研修〟へ動画配信　いつでもどこでも手軽に　第１弾は道医療大・冨家教授の講話

（道・道教委 2015-10-16付）

　【江差発】桧山教育局は、スマホやタブレットで視聴するための研修用動画を携帯向けサイトにアップしている。第一弾は道医療大学の冨家直明教授が「子ども理解支援ツール〝ほっと〟」について解説する動画で、いつでも視聴することが可能。研修機会も広がり、「好きな場所で手軽に研修を深めることができる」として積極的な活用を呼びかけている。

　「桧山管内および道内の教職員で利用を希望する者」ならびに「桧山教育局が適当と認める者」が、非営利かつ教育的な目的のために視聴することができる。

　動画は、桧山教育局が提供するＱＲコードをスマホかタブレットで読み取り、ユーザーＩＤとパスワードを入力することで視聴可能になる。

　本年度の桧山管内生徒指導研究協議会で、道医療大の冨家教授が「子ども理解支援ツール〝ほっと〟」の活用方法について講演しており、動画はこの内容をビデオ撮影したもの。

　道研教育開発部副部長を務めた経歴をもつ奥崎敏之教育支援課長が、ビデオ機材二台を設置し、講師にはワイヤレスマイクを着用してもらって撮影した。

　会場でスクリーンに映し出されたプレゼンテーション資料は、見やすいように新たに動画に合成。資料が見やすく、聞き取りやすい研修用動画に仕上がった。

　動画は、「スマホ研修」としてオンデマンド配信している。桧山管内生徒指導研究協議会に参加できなかった教職員でも、空いた時間に好きな場所で研修を深めることができる。ゆくゆくは、各種研修を動画コンテンツとしてストックすることも検討している。

　奥崎課長は「時代に合わせて変わっていかなければならないものが多々あるが、教員研修はその典型。教員を集めることで効果のある研修と、自由な時間に一人でできる研修がある。後者には、スマホ研修が効果的では」とし、その上で、「映像メディアの時代に〝学ぶ〟という概念が変わってきている。現代は好きな場所で空いた時間にどんどん知識を増やし、社会人としての資質・能力を高めていく時代」と話している。

(道・道教委 2015-10-16付)