３定道議会一般質問（１８日）　小中高で一貫したキャリア教育推進　未来を担う人材育成で教育長答弁

（道・道教委 2015-09-25付）

　十八日の三定道議会一般質問では、未来の北海道を担う人材の育成について質疑が行われた。柴田達夫教育長は、本年度の新規事業として、小・中・高校が一貫した「ふるさとキャリア教育推進事業」を進め、学校・家庭・地域が一体となったキャリア教育を推進していくと答弁した。中司哲雄議員（自民党・道民会議）の質問に答えた。

　柴田教育長は「時代の変化に柔軟に対応しながら、社会人・職業人として自立していけるよう発達段階に応じて望ましい勤労観や職業観を育むキャリア教育の充実が大切」とし、学校が家庭や地域と積極的にかかわって進める必要性を挙げた。

　道内の小・中学校で行われている、保護者や地域の人が参加した職場体験報告会、親の職場を見学する学習などの事例も紹介し、「こうした取組が広く行われるよう指導主事による学校訪問などで指導・助言するとともに、家庭向け啓発資料『ほっとネット』でキャリア教育の意義や学校の実践事例を発信する」と答弁した。

　さらに、本年度から新たに、地域の産業にかかわる教育資源を生かし、職業体験を行う小・中・高が一貫して取り組む「ふるさとキャリア教育推進事業」に言及。その取組の成果を普及し、学校・家庭・地域が一体となったキャリア教育を推進していくことを示した。

(道・道教委 2015-09-25付)