ネイパル砂川ジュニアイングリッシュキャンプ ゲームなどで楽しく学習 50人参加―保護者プログラムも(道・道教委 2015-11-02付)
ネイパル砂川ジュニアイングリッシュキャンプ
【岩見沢発】ネイパル砂川は、十月中旬の二日間、「ジュニアイングリッシュキャンプ」を開催した。砂川市内外から訪れた幼児・小学生とその保護者ら約五十人が参加。英語を使ったゲームなどを通して、異文化への興味・関心を深めた。また、保護者向けプログラムとして絵本作家・ほんままゆみ氏が海外での子育て体験について講話。保護者たちは幼少期のころから英語にふれることの効果について学んだ。
同事業は、子どもたちに英語にふれる機会を提供することで、グローバル人材としての素地を養うとともに、保護者の教育に対する意識向上を図るもの。地元砂川市のほか、旭川市や江別市などの幼児・小学生とその保護者約五十人が参加した。
初日は、ALTが英語での数の数え方、色の名前やジャンケンの名称を説明。鬼が指定した色を探す「色鬼」、ジャンケンで敗者が勝者の後ろに連なっていく「ジャンケン列車」などのゲームを楽しんだ。
保護者向けプログラムでは、ほんま氏が講師となり、海外での子育て経験を紹介。子どものうちから英語や海外文化にふれることの効果や、日本語の習得もおろそかにしてはいけないことなどを伝えた。
子どもたちはこの間、英語を使って六種目の競技を行う「英語で遊ぼう!遊びリンピック」に挑戦。ALTとふれあいながら、「ペットボトルボウリング」などのゲームに参加したほか、英語と日本語の二ヵ国語での本の読み聞かせを楽しんだ。
夕食は、ALTが母国の料理を披露する「ワールドパーティー」を開催。日本でも有名なタコスやポテトグラタン風の「スカラップドポテト」、カナダのお菓子「ナナイモバー」など、ALTがそれぞれの料理についての紹介。参加者は興味深そうに耳を傾けるとともに料理を担当した。
二日目には、ALTの母国にちなんだ遊びを体験する「ワールドフェスタ」を実施した。ALTが担当する六ヵ所のブースを順番に回り、親子で様々な国の遊びや文化を楽しむというもの。ALTは簡単な英語でルールを分かりやすく説明し、親子一緒にゲームに挑戦していた=写真=。
参加した子どもたちからは、「英語を楽しく学ぶことができて良かった」「英語にたくさんふれることができた」などの感想が聞かれた。
保護者からは、「英語習得のために、発達段階に応じた働きかけが必要だということが分かった」「日本語を大切にした上で、英語にふれさせていきたい」などの感想が寄せられた。
(道・道教委 2015-11-02付)
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