意欲高める取組に関心　道教委が十勝管内教育状況調査

（道・道教委 2015-11-02付）

道教委が十勝管内教育状況調査

　道教委は十月二十九日、十勝管内教育状況調査を行った。柴田達夫教育長をはじめ、委員五人が幕別町立途別小学校や帯広柏葉高校など三校二施設を訪問。うち、帯広柏葉高校では、堺俊光校長が、ＶＴＲで学校概要や部活動など同校の教育活動について紹介した＝写真＝。

　道教委では、各管内における日ごろの教育状況を把握し、学力向上等の効果的な取組について理解を深めることを目的に、教育委員が教育状況調査を実施。今回は、前日の移動教育委員会に合わせて行い、柴田教育長をはじめ、委員五人が三校二施設を訪ねた。

一行ははじめに、途別小を訪問。児童による「途別百年太鼓」の演奏で迎えられ、学校概要の説明や児童の授業風景の見学などを行った。

　つぎに訪れた帯広柏葉高では、堺校長が同校の教育活動について紹介。ＶＴＲをスクリーンに投影しながら学校概要や部活動等を説明した。

　説明を受け、柴田教育長は「教育、部活動ともに充実しているが、何か特別に生徒の意欲を高める取組を行っているのか」と質問。堺校長は「生徒たちには、常に主体性をもってもらうために、見学旅行や宿泊研修の日程なども生徒自ら考えている。また、中学から高校への接続を円滑に進められるように工夫している」などと返答していた。

このほか、委員らは、学校の施設見学や生徒たちの授業風景を視察した。

　このあと、帯広市立帯広第一中学校、明治北海道十勝オーバル、道立帯広美術館を訪れ、管内の教育状況を確認した。

(道・道教委 2015-11-02付)