道議会決算特別委（１１日）　高校学力テスト結果を保護者公表へ　道高校学力向上推進事業で答弁

（道議会 2015-11-13付）

　菅原行彦学校教育局指導担当局長は、道高校学力向上推進事業における学力テストの結果をまとめた資料を作成し、各学校で保護者に情報提供するよう指導する考えを示した。十一日の道議会決算特別委員会第二分科会で、大越農子委員（自民党・道民会議）の質問に答えた。

　道高校学力向上推進事業は、すべての生徒に対し、社会的、職業的自立に最低限必要な学力を保証するとともに、能力・進路等に応じた教育を提供するために実施。中で、生徒の学習内容の定着状況を把握するための学力テスト等を、ことし二～三月に初めて行った。対象は高校・中等教育学校の一年生。実施対象や使用問題等は学校の裁量で決める。

　決算特別委員会で菅原学校教育局指導担当局長は「高校生の学力の向上に向けて、学習内容の理解の状況を踏まえた授業改善等に一層役立てることができるよう、今後は、学力テストの結果について、各学校の状況を取りまとめた資料を作成し、それをもとに、各学校において、保護者に情報提供するよう指導するとともに、全道の状況について、道教委のホームページに掲載していく」と答弁した。

　来年三月実施の学力テストから適用し、七月をめどに各問題の全道平均正答率との比較・分析などをまとめた資料を各学校に配布するとともに、全道状況をホームページで公開する。

(道議会 2015-11-13付)