道議会文教委（４日）　フッ化物洗口のさらなる実施を　未処置歯のある小・中学生への指導で質疑

（道議会 2015-11-10付）

　堀本厚健康・体育課長は、治療を必要とする歯で処置していない未処置歯がある小学生が、二十六年度で八万四千六百二十一人（全体の三三・六七％）、中学生は三万七千二百四十人（同二八・九四％）で、三年前と比較すると小学生が二・二九ポイント減、中学生が二・四七ポイント減となったことを示した。四日に開かれた道議会文教委員会で、佐野弘美委員（日本共産党）の質問に対して答弁した。

　十二歳児の一人当たりの虫歯等本数は一・七三本で、三年前より〇・三二本減少したものの、全国平均より〇・七三本上回っており、一層の改善が必要であることを報告した。

　菅原行彦学校教育局指導担当局長は「今後、知事部局や道歯科医師会と連携し、市町村教委に対し、学校におけるフッ化物洗口の実施を働きかけるほか、未処置歯のある児童生徒への指導を行うよう助言していく」と述べた。

(道議会 2015-11-10付)