羽幌町教委が全国学力・学習状況調査結果公表　小・中国語Ｂ全国平均上回る

（市町村 2016-01-20付）

　【留萌発】羽幌町教委は、二十七年度全国学力・学習状況調査の結果を公表した。羽幌小および天売小の六年生、羽幌中および天売中の三年生が調査対象。小・中学校ともに、国語Ｂの平均正答率が全道・全国を上回ったほか、中学校の数学Ａ・Ｂなど全道・全国の平均正答率との差が減少傾向にある教科もみられた。

　小学校の調査結果をみると、国語Ａの平均正答率が全道・全国を下回ったものの、「書くこと」の問題に関しては全道・全国を上回った。国語Ｂの平均正答率は、全道・全国を上回っており、「書くこと」「読むこと」のすべての問題で全道・全国を上回った。

　算数Ａ・Ｂおよび理科の平均正答率は全道・全国を下回ったものの、理科の「地球」の問題では、全道・全国を上回った。

　中学校では、国語Ａの平均正答率が全道・全国を下回ったが、国語Ｂは全道・全国を上回っており、「書くこと」「読むこと」の問題で全道・全国を上回った。

　数学Ａ・Ｂの平均正答率は全道・全国を下回ったが、前年度と比較するとその差は減少した。理科の平均正答率に関しては、全道・全国を下回るも、「地学的領域」の問題では全国を上回り、全道と同程度となった。

　児童生徒に関する質問紙調査では、小・中学校で算数・数学および理科への関心が低い傾向がみられた。前年度と比較すると、小学校では、「自分には良いところがあると思う」「いじめはどんな理由があってもいけないことだと思う」の割合が高くなり、中学校では、「難しいことでも、失敗を恐れず挑戦している」「学級みんなで協力し、何かをやり遂げ、うれしかったことがある」などの割合が高くなった。

　羽幌町教委では、今後、朝学習や放課後学習、朝読書、全校読書を継続して行っていくほか、外部人材を利用した長期休業中の学習会の実施や、学習規律の徹底に向けた小・中学校の連携などに取り組んでいくこととしている。

(市町村 2016-01-20付)