恵庭まちじゅう図書館スタンプラリー　ぼくは１日図書館長！　読書習慣確立の一環で恵庭市教委

（市町村 2016-01-21付）

若草小・中林君が業務体験

　恵庭市教委は十二日、市立図書館で「恵庭まちじゅう図書館スタンプラリー」の応募者の中から選ばれる“一日館長体験”の任命式を行った。今回任命されたのは若草小学校五年の中林亮斗君。同館の内藤和代館長から任命書などを受け取ったあと、さっそく書類の決裁のほか貸出業務に取り組んでいた。

　「恵庭まちじゅう図書館スタンプラリー」は、行政、民間が児童生徒および市民に読書習慣の確立を呼びかけるため、市立図書館を中心に、市内の飲食店や銀行などがスタッフのお気に入りの本などを店頭に並べ、気軽に本を手にとってもらおうと企画されたもの。

　市民は、参加店二店以上を回り、スタンプを押してもらい応募。応募者の中から、「一日図書館長体験」や、自分の好きな本を展示できる「オリジナル展示」などが当たる取組で、ことしで二回目。

今回の一日図書館長体験には、百二人の応募者の中から、中林君が選ばれた。

　この日は、市立図書館で任命式が執り行われた。中林君は、内藤館長から任命書、たすき、名刺を手渡されたあと、さっそく職員と名刺交換。少し緊張した面持ちで名刺を手渡していた。また、書類の決裁のほか、図書館業務を見学。実際の貸出業務などを体験していた。

　内藤館長は「取組を通して、本が好きな子どもが増え、本を読むことによって得られた力を発揮する子どもたちが増えていくことを期待している」と話していた。

(市町村 2016-01-21付)