登別明日中等教育5回生が通訳ボランティアに挑戦 海外観光客出迎え中国語で案内(学校 2016-01-26付)
「中国語基礎」選択生徒が参加
【室蘭発】登別明日中等教育学校(河原範毅校長)の生徒たちが冬休み最終日の十八日、JR登別駅で中国語による「通訳ボランティア活動」を行った。「中国語基礎」を選択する五回生五人が、これまでの学習成果を生かし、海外からの観光客を目的地行きのバス停まで案内し、出発時刻や所要時間を説明するなどの活動に取り組んだ=写真=。
生徒たちに奉仕の精神を育むとともに、地域の観光の現状を知り、国際的な視野を広げようと実施した。
当日、生徒たちは、英語と中国語で「ようこそ」「通訳ボランティアです」と記したボードを首から提げて待機。海外からの観光客と思われる人たちに、「ハロー」「ニーハオ」と話しかけ、登別温泉行きのバスを案内した。
待ち時間があるとき、生徒たちは、「どこから来ましたか」「お子さんは何歳ですか」などと質問。観光客からも、「バスの切符はどこで買うのですか」「中学生ですか、高校生ですか」「スカートは寒くないですか」「なぜ、中国語を勉強しているのですか」などの質問が返され、自然に交流を図ることができた。
観光客の中には、ツアーを利用せず、公共交通機関を乗り継いで移動する、旅慣れた旅行者が多く、たどたどしいながらも、日本語や英語を積極的に使いながら旅する姿に、生徒たちはチャレンジ精神をかき立てられていた。
また、同校のマスコット・キャラクター「あけたま」が登場し、観光客を大いに沸かせた。
二時間の活動中、百人以上が駅を訪れ、生徒は、授業で学んだ中国語の「時間や場所を表す表現」を使って、懸命に対応していた。
活動終了後、生徒たちは、「観光客の九割は中国人で驚いた」「想像以上に多くの観光客がフレンドリーに接してくれた」「中国語で自己紹介して通じたとき、中国語を学んでいて良かったと思った」「たどたどしい外国語でも、伝えようという強い気持ちがあれば通じることがあると分かった」「中国語・英語・日本語の三ヵ国語を話すことができる人が多く、自分も外国語を学べば、行動範囲が広がると思った」「夏の登別が良かったので、また登別に来たというリピーターがいてうれしかった」などと感想を話し、中国語学習への意欲をさらに高めていた。
(学校 2016-01-26付)
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