札幌市宮の森地区小中連携事業　宮の森中の授業公開　小学校３校の教員等参加

（学校 2016-01-22付）

授業公開後、分科会で授業内容を交流した

　札幌市立宮の森中学校（小路徹校長）で十八日、宮の森地区小中連携事業「授業交流」が開催された＝写真＝。宮の森中校区内の小学校三校の教員など約四十人が参加。同校の授業を公開したほか、分科会では授業内容について交流した。

　宮の森地区の小中連携事業は、小学生に対し中学校生活の期待感を高めることや学校間の授業交流を目的に二十年度から実施しているもの。八月には夏休み期間を利用し、同校で小学生が英語の授業を体験したほか、部活動などを見学。今回は教員向けに同校の英語や美術、学級活動の授業を公開した。

　この日、一年生の英語や二年生の美術、特別支援学級の学級活動などを公開。分科会では英語や美術、学級活動の授業に分かれて授業者が授業内容について説明したほか、意見を交換した。

　このうち、英語では五十嵐仁教諭が授業についてＡＬＴとのチーム・ティーチングで実施していることを説明。サンフランシスコを訪れたＡＬＴが写真を用いて英語で説明し、質問させるなど国際理解を深めさせる指導をしているほか、英語での自己紹介や暗唱大会などを実施していることも紹介した。

　授業の交流なども行い、参加した小学校教員は、「小学校の外国語活動が中学校のコミュニケーション活動や書く・読むといった授業に効果的につながっている」と感想を述べていた。

(学校 2016-01-22付)