旭川南高「次代の親づくり」出前授業 笑顔で子を育てよう 旭川短大・柴田氏が講演(学校 2016-01-29付)
将来、親になるときの心構えなどを学んだ
【旭川発】旭川南高校(前田豊校長)は二十一日、旭川大学短期大学部講師による「次代の親づくりのための教育」出前授業を同校で実施した。同短大幼児教育科の柴田協子氏が「笑って育つ子どもの心」と題して講演。一・二年生四百七十六人が参加し、将来親になるときの心構え、子どもとの接し方などについて学んだ=写真=。
出前授業は、道の大学等との連携による次代の親づくりのための教育事業の一環。若い世代を対象に家庭をもつことの意義や素晴らしさ、子育ての大切さを理解するとともに、自らの将来を考える機会とすることをねらいとしている。一年は産業社会と人間、二年は総合的な学習の時間を利用して授業を行った。
柴田氏は保育士として約四十年間、子どもたちの成長を見守ってきたことを振り返った。〇~六歳の乳幼児期は成長が著しく、この時期に経験したことが成長に大きな影響を与えることを強調した。
谷川俊太郎著の絵本『子どもたちの遺言』を朗読しながら、乳幼児期の特徴を紹介。「大人が一人ひとりに応じて丁寧にお世話することが大切。また、子どもには自分を見守ってくれる大人がいるとしっかりと成長することができる。笑っていくうちに言葉も覚える」と呼びかけた。
おわりに、「将来生まれる皆さんの子どもたちが精一杯生き、笑顔で過ごせるような生き方ができるよう、きょうの内容を役立ててほしい」と呼びかけた。
参加した二年生の小川大揮君は「何より子どもと向き合うことの大切さが分かった。付近の小学校で読み聞かせのボランティアをしているので、きょう学んだことを活用したい」と話していた。
(学校 2016-01-29付)
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