投票を身近に感じて　４高校で選挙啓発出前講座開催―道選管

（学校 2016-02-08付）

道選管職員による講義

　【網走発】選挙権年齢の引き下げに伴い、生徒の有権者としての理解と知識を深めようと、オホーツク管内の高校四校で昨年十二月からことし一月にかけて道選挙管理委員会による選挙啓発高校生出前講座が行われた。生徒たちは、選挙の種類や投票率の現状などについての講義や模擬投票を通して、選挙を身近に感じるとともに、投票する大切を実感していた。

　道選管は、近い将来、有権者となる高校生に、講義や模擬投票およびワークショップなどを通じて、選挙の仕組みや投票参加の意義について理解を深め、将来の政治参加を促すきっかけとするために、道内の高校を対象に選挙啓発高校生出前講座を実施している。

　管内においては、一月までに東藻琴高校、常呂高校、遠軽高校、北見藤女子高校の四校で実施。三月には美幌高校と北見緑陵高校で行うことになっている。

　出前講座では、選挙の種類や選挙運動、投票率の現状、投票参加の意義などについて講義し、道選管職員は「一人ひとりが声を上げれば、政治を動かすことも可能。よく考えて必ず投票に行ってほしい」と呼びかけた。

　模擬投票では、道選管が講座用に作成した「選挙公報」に書かれた四人の候補者のマニフェストを読み、誰に投票するかを検討。別室の投票会場に移り、投票用紙を受け取った生徒たちは、選んだ候補者の名前を記入し、緊張した様子で投票用紙を投票箱に入れていた。

　投票を体験した生徒たちは、「意外と簡単だった」「投票に行く、心の準備ができた」などと感想を述べ、政治参加への意欲を高めていた。

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生徒全員が模擬投票を体験

(学校 2016-02-08付)