札幌市陵陽中生が赤ちゃんと交流　ふれあい通じ命を学ぶ　ままごとやブロック遊びなど

（学校 2016-02-12付）

中学生とあそぼう！ｉｎ陵陽中学校

　札幌市立陵陽中学校（平野まなみ校長）は二日と五日、同校体育館で二十七年度豊平区次世代支援事業「中学生とあそぼう！ｉｎ陵陽中学校」を開催した＝写真＝。二日間で三年生百五十二人が赤ちゃんと交流。ままごとやブロック遊びなどふれあい体験を通して、命の尊さや育児の大切さを学んだ。

　同事業は三年生の家庭科の授業の一環として実施。生徒が親子と交流し、ふれあい体験をすることで命の尊さを知り、育児にかかわる大切さを学ぶため、毎年行っているもの。

　はじめに、豊平区役所の職員が赤ちゃんを抱える際の注意点を解説したほか、参加した母親が妊娠中や出産時の心境などを説明。生徒たちは赤ちゃんとのかかわり方を学んだ。

　交流では、読み聞かせやままごとのほか、ブロックやおもちゃで一緒に遊んだほか、抱っこをするなどして赤ちゃんとふれあった。

　このあと、生徒たちは音楽に合わせた人形劇やダンスを披露するなど赤ちゃんを楽しませた。また、赤ちゃんのために折り紙やバルーンアートなどを作成しプレゼント。母親にはメッセージカードを贈り、「もし子どもができたら私も愛情をもって育てたい」「今回のような貴重な機会をいただき、ありがとうございました」などと感謝の気持ちを伝えた。

　五十嵐淳元教諭は「子どもと接する場面や親の苦労を聞くなど、子育ての大変さを学んだと思う。この体験をこれからに生かしてほしい」と話していた。

(学校 2016-02-12付)