札幌啓北商業高が特別講義　日米文化の違い学ぶ　在札幌米国総領事館から講師招く

（学校 2016-02-10付）

「異文化理解」履修生徒が受講

　札幌啓北商業高校（飯野修一校長）は二日、同校ＣＡＬＬ教室で、在札幌米国総領事館のバービー・ビーズリー広報文化担当領事を講師に招き、異文化理解や国際交流の重要性などについての講義を行った＝写真＝。同校国際コースの二年生および「異文化理解」科目を履修している生徒五十人が受講。ビーズリー領事の軽妙な英語と日本語の講義で、楽しみながら日本とアメリカの文化の違いなどを学んでいた。

　同校はグローバル教育を進めるに当たって、韓国の高校生との交流や留学生の受入、台湾の大学に進学するためのセミナーを開催するなど、国際社会で活躍できるグローバルな人材の育成に努めている。また、グローバルセミナーを実施し、商業高校として国際社会で生き抜く力を育む教育を進めている。

　今回の講義はその一環となるもので、在札幌米国総領事館から講師を迎え、「アメリカ人から見た日本人、日本人から見たアメリカ人」を主要テーマに異文化理解や国際交流の重要性について語ってもらった。

　講義では、米国の調査会社のデータをもとに、「勤勉」「発想力」「積極的」「正直」「わがまま」などの項目で両国の国民が互いにどのように思っているかを解説。「アメリカ人は日本人を肯定的にとらえている」と説明するなど、クイズ形式で生徒たちの興味・関心を引きながら講義を進めた。

　また、目に見える表面的な文化と、体験・経験しないと理解できない深い文化があることなどにふれ、「機会があれば是非アメリカに行ってほしい。ホームステイや現地の学校に行くなど、新しいことをどんどん体験してほしい」と締めくくった。　

　講義終了後に、生徒代表が英語でスピーチ。「領事がフランクな人でとても面白くて、楽しかった。将来は海外で仕事がしてみたい」と話し、お礼を述べた。

(学校 2016-02-10付)