江別市が28年度予算案発表 小中全校にデジタル教科書導入 教育費は45・4億円計上(市町村 2016-02-15付)
江別市は九日、二十八年度予算案を発表した。一般会計は前年度当初比一・二%増の四百六十四億五千万円。うち、教育費は、一九・五%減の四十五億四千六百万円。江別太小学校、第一中学校の耐震化改修が完了したため、大幅な減額となった。
主な事業をみると、情報教育推進として江別第一小学校にタブレットPCを整備するほか、全小・中学校にデジタル教科書を導入する。
また、退職教員などを活用し、チーム・ティーチングや補充的学習を進める小・中学校学習サポート事業、小学校全学年で取り組んでいる外国語活動を継続する。
主な教育関連事業はつぎのとおり(金額単位・万円)。
▼自然・環境
▽環境教育等推進=四〇一―子ども向け教育(環境学習、ごみ減量体験講座、出前環境学校、夏休み環境学校)
▼産業
▽「食」と「農」の豊かさ発見実践=一九五―小・中学生を対象に食育事業を実施
▼子育て・教育
▽待機児童解消対策=一六、五七〇
▽江別小・江別第三小統合建設=一七五、八八六―継続費
▽放課後児童クラブ施設整備=六、五三九―統合校(江別第一小)に併設
▽いのちを育むイベント(新規)=二二―広く様々な年代の市民が、次世代の大切ないのちを育むことに関心をもち、理解を深めてもらうために、年度ごとにテーマを決めてイベントを開催する
▽校舎屋体耐震化(小・中学校)=三五、八〇九―江別太小、第一中の外構、グラウンド工事、一四校の体育館で非構造部材の耐震改修を進める
▽いじめ・不登校対策=五九九―専任指導員による電話・面談相談、臨床心理士による教育相談、スポットケア事業
▽情報教育推進=一、八一五―ICT教育を推進するため、パソコンやデジタル教科書などの情報機器を整備する
・教育用パソコン等ICT機器維持管理
・校務用パソコンの更新
・第一小タブレットPC導入(モデル事業)
・デジタル教科書の購入(全小・中学校)
▽小・中学校学習サポート=九三二―退職教員などを活用し、複数の教員が指導するチーム・ティーチングや、補充的学習を実施することで、子どもたちの学力向上に取り組む
・複数教員による指導
・夏季・冬季休業中の補充的学習
・放課後の補充的学習
▽小・中学校外国語教育支援=二、九一一
▽児童生徒体力向上=六五
―北翔大学の協力のもと、小学校低学年向けに基礎的な運動を継続的に行える「朝運動プログラム」を実施する
・朝運動プログラムの実施(文京台小)
・出前授業の実施(三校予定)
・走り方教室の実施
▼生涯学習・文化
▽体育施設整備更新=九、七九三
▼協働
▽協働を知ってもらう啓発=一〇二―未来のまちづくりを担う子どもたちに、協働の理念を知ってもらうために、リーフレットなどを作成し、小学四年生・中学二年生に配布。また、小学四年生向けに出前講座を行う
(市町村 2016-02-15付)
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