英語力向上へ新規事業　滝川市が新年度予算案発表　教育費には１７・７億円計上　

（市町村 2016-02-19付）

　【岩見沢発】滝川市は十五日、二十八年度予算案を発表した。一般会計は前年度肉付補正後と比べ〇・一％減の二百八億八千万円。教育費は一九・九％減の十七億七千六百万円となった。学校関連施設の耐震化が概ね終了したことが減額の要因。

　新規事業では、興味を抱いたこと、疑問に思ったことを図書館を活用して調べて発表する「調べる学習コンクール」実施に向け、五十七万円を計上した。

　子どもの英語力向上事業には四十七万円を計上。英語のコミュニケーション能力向上に向けた「英語ルーム」を開西中学校、江部乙中学校に開設する。また、市内中学生を対象に日帰りのイングリッシュキャンプを行う「イングリッシュミーティング」を、夏休みと冬休みに一日ずつ実施する。

　このほか、老朽化が進む滝川文化センター、郷土資料館などの施設の在り方を検討する「文化ゾーン検討事業」に九十万円を計上した。

　主な教育関連事業はつぎのとおり（金額単位・万円）。

▽スポーツセンター第一体育館耐震等改修（新規）＝六六、六八四

▽西小改修＝三、三六八―給食施設外構、教室床改修、屋内運動場床改修

▽滝川第二小屋内運動場屋根改修＝一、一二〇

▽東京オリンピック・パラリンピック合宿誘致＝七六

▽美術自然史館企画展＝四一三

▽文化ゾーン検討（新規）＝九〇

▽調べる学習コンクール（新規）＝五七

▽子どもの英語力向上＝四七

(市町村 2016-02-19付)