札幌市第３回総合教育会議　民意反映した教育推進へ　課題解決に向けて施策協議

（市町村 2016-02-18付）

秋元市長や長岡教育長などが出席

　札幌市は十六日、ニューオータニイン札幌で第三回総合教育会議を開いた＝写真＝。教育の大綱やアクションプラン２０１５、二十八年度予算案などについて事務局が説明。より一層、民意を反映した教育行政の推進に向け、子どもや教育に関する施策等を協議した。

　会議には秋元克広市長や長岡豊彦教育長、町田隆敏副市長、山中善夫委員、臼井博委員、池田光司委員、池田官司委員、阿部夕子委員の八人が出席した。

　議事では札幌市の教育等の振興に関する「大綱」について、事務局が大綱や大綱策定に当たっての秋元市長の思いを報告した。

　続いて、秋元市長が「札幌の魅力を維持・ブラッシュアップをしながら、様々な課題に対応していくため、今何をすべきか考えて作成した」とアクションプラン２０１５やさっぽろ未来創生プランを策定した経緯を説明した。

　事務局がアクションプラン２０１５やさっぽろ未来創生プラン、平成二十八年度予算案について説明したあと、協議を実施。委員からは、「中一ギャップ解消のため、小学校から人間関係の形成の仕方を学ぶ異学年交流などを増やしてほしい」「グローバルな視点で問題に対応する考え方・生き方を形成するため、教育の場面での応援が必要」などの意見があった。

　長岡教育長は「学力や体力など様々な教育課題がある中で、家庭と学校が連携するなど、できるだけ工夫をしながら取組を進めたい」と話した。

　秋元市長は「皆さんと考えを共有する有意義な時間だった。札幌の子どもたちにとってどうしていくのが一番いいか、予算を効率的に使うことも含めてこれからも一緒に考えていきたい」と述べた。

(市町村 2016-02-18付)