留萌市教委２７年度全国学力・学習状況調査結果　中学国・理が全国上回る　小学校は国Ｂ、算Ａは全道以上に

（市町村 2016-02-17付）

　【留萌発】留萌市教委は、二十七年度全国学力・学習状況調査の結果を公表した。留萌市内の小学校五校百五十三人、中学校三校百五十九人が調査対象。中学校の国語Ａ・Ｂと理科で全道・全国平均正答率を上回った。小学校では、二十四年度以降、どの教科においても概ね全国平均正答率との差が縮まる傾向にあるが、今回は算数Ｂの差が広がった。

　小学校の調査結果をみると、国語Ａで全道・全国の平均正答率を下回った。国語Ｂの平均正答率は全道を上回ったものの、全国には届かなかった。算数Ａ・Ｂおよび理科の平均正答率は全国を下回るも、算数Ａで全道平均を上回った。

　中学校では、国語Ａ・Ｂの平均正答率が全道・全国を上回った。数学Ａの平均正答率は、全道・全国を下回るも、数学Ｂでは全道平均を上回る結果となった。理科の平均正答率は、全道・全国を上回った。

　質問紙調査では、小学校で、自分の考えをほかの人に説明したり、文章に書いたりすることが難しいと思うと回答している児童の割合が、二十四年度以降、減少傾向にあり、本年度は全国より相当低い結果となった。

　中学校では、家で学校の授業の予習をしていると回答している生徒の割合が全国より相当低いが、復習していると回答している生徒の割合は、全国より相当高かった。

　留萌市教委は、児童生徒は総じてメディアとの接触時間が長い傾向にあり、基本的な生活習慣や学習習慣の形成については、依然として改善の余地があると指摘している。

(市町村 2016-02-17付)