北広島市が２８年度予算案発表　小中一貫教育推進費盛る　教育費は１８億４千万円

（市町村 2016-02-19付）

　北広島市は十六日、二十八年度予算案を発表した。一般会計は前年度当初比三・七％増の二百五十一億五百三十万円を計上。うち、教育費は、小・中学校の大規模改修工事等が一段落したことから三三％減の十八億四千二百五十二万円となっている。

　主な新規事業をみると、小中九年間で連続した学びを保障する小中一貫教育推進のため、九十四万円を計上。講演会開催や先進地視察を行う。

　また、子どもの体力向上研究事業に四十四万円を措置。全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果などを踏まえ、幼稚園、小・中学校と連携した研究とともに、外部講師を活用し小学校体育授業のサポートを展開する。

　主な教育関係事業はつぎのとおり（金額単位・万円）。

▽学校教育相談員活用＝二四〇

▽学校ＩＣＴ環境整備＝七、一四一―校務用コンピュータ更新、デジタル教科書・校務支援システム整備

▽特別支援教育推進＝三、八六二―各小学校に支援員を複数配置する。中学校への支援員配置を拡充する。特別支援学級において介助を必要とする児童生徒のいる小・中学校に介助員を配置する

▽学校図書館活用＝一、六七七―各学校に学校司書を配置し、図書の購入や学校図書館の環境整備などを行う。学校図書館システムを活用し、学校図書館の充実を図る

▽学力向上推進事業＝五三六―全児童に標準学力テストを実施し、学習意欲を高める指導内容や個に応じた指導方法の工夫・改善など指導の充実を図る

▽外国語指導助手活用＝一、五六四

▽幼保小連携推進（新規）＝一〇―担当者間、子ども同士、保護者間の交流機会を設ける

▽地域に根ざした特色ある学校教育推進＝四〇

▽子どもの体力向上推進研究（新規）＝四四―幼稚園・保育園・小学校・中学校と連携した体力、運動能力、基本的な生活習慣を確立するための研究および小学校体育授業の支援を行う

▽心の教室相談（拡大）＝六〇五

▽食に関する指導の推進＝六

▽学校給食費公会計化（新規）＝九五五―教職員の事務負担軽減へ公会計化を図る

▽学校評議員等運営支援＝二七

▽コミュニティ・スクール推進事業＝五二―西部中学校区で継続

▽東部小講堂防音機能復旧＝一、九五三

▽大曲東小屋体大規模改造＝一二、八一九

▽大曲東小講堂防音機能復旧＝一〇五

▽大曲東小屋体非構造部材耐震化＝六、一四七

▽東部中講堂防音機能復旧＝三、八七八

▽東部中屋体大規模改造＝一六，九八〇

▽東部中屋体非構造部材耐震化＝八、三八八

▽西の里中屋体大規模改造・非構造部材耐震化＝一一、二三〇

▽大曲中屋体大規模改造・非構造部材耐震化＝一〇、四九〇

▽学校支援地域本部＝八八六

▽家庭教育支援（拡大）＝四一

▽放課後子ども教室（拡大）＝一六九

▽生涯学習支援情報システム整備＝一、一三七

▽大学連携推進＝六七

▽小中一貫教育推進（新規）＝九四―講演会開催、先進地視察

▽子ども夢チャレンジ応援（新規）＝一六五―子どもたちの「今チャレンジしたいこと」に対してチャレンジサポーターを募集し、市民や企業、団体、行政等が連携して応援する

(市町村 2016-02-19付)