富良野市が２８年度予算案発表　いじめ等対策へ演劇手法　教育費は５億５千万円計上

（市町村 2016-02-17付）

　【旭川発】富良野市は十二日、二十八年度予算案を発表した。一般会計の総額は前年度当初比で五・七％増の百二十六億二千六百万円。うち、教育費は前年度比二六・五％減の五億五千三百六万円となった。減額の主な理由は、市立東小学校のグラウンド整備が終了したため。

　新規事業をみると、学校教育コミュニケーション教育推進事業に百三十二万円を配分。演劇手法を取り入れたワークショップを小・中学校で実施し、いじめや不登校等の解決を図る。

　また、森林学習プログラム推進事業に四百二十四万円を計上。小・中学生を対象とした森林環境教育を進め、環境に対する意識や郷土愛を育む。

　ハード事業をみると、文化会館のエレベーター設置に二千六百九十五万円を充てた。

　教育に関連する事業はつぎのとおり（金額単位・万円）。

▼次代を担う子どもたちをみんなで育むまちづくり

▽学校教育コミュニケーション教育推進事業（新規）＝一三二

▽育英事業＝三〇八

▽鳥沼小屋内運動場屋根外壁塗装（新規）＝一、二四〇

▽教材整備事業学力検査実施分（新規）＝六二

▽第三子以降多子世帯就学助成（新規）＝一五〇

▽西中グラウンド整備（新規）＝四〇〇

▽放課後子ども教室推進＝六四〇

▼やさしさと生きがいが実感できるまち

▽文化会館施設整備（新規）＝二、六九五―エレベーター設置

▽図書館授乳室整備（新規）＝一七七

▽郷土学習資料発行＝八〇

▽森林学習プログラム推進事業（新規）＝四二四

▽市政施行五十周年記念プロ野球イースタンリーグ公式戦開催事業補助金（新規）＝三〇〇―日本ハム対ヤクルト戦、八月十三日午後零時三十分に市民野球場で開催予定

▽体育施設整備（新規）＝五〇四―富良野沿線唯一の公認陸上競技場の公認更新のため陸上競技場を改修

(市町村 2016-02-17付)