帯広市が２８年度予算案発表　学校核としたボランティアを基金創設し支援　教育費は５３億円計上

（市町村 2016-02-17付）

　【帯広発】帯広市は十六日、新年度予算案を発表した。一般会計総額は前年度当初と比べて二・四％増の八百三十七億三千百万円を計上。うち、教育費は、三・二％増の五十三億二千四百二十六万円となっている。構成比は六・四％だった。

　新規事業をみると、子ども学校応援地域基金の創設に一千万円を充て、学校を核として活動するボランティアの取組に対しての支援等を行う。

　継続事業では、小・中学校適正配置推進事業や特別支援学級の設置の拡充などを盛り込んだ。

　教育に関連する主な事業はつぎのとおり（単位・万円）。

▼民生費

▽認定こども園等施設給付（新規）＝四三、四七四―認定こども園および給付を受ける幼稚園に移行予定の幼稚園五園に対して、給付を実施

▽へき地保育所管理運営見直し＝二五、四〇六―子ども・子育て支援新制度の施行に伴い、へき地保育所の認可化に向けた取組を段階的に推進

▽保育所育休退所制度の廃止（新規）＝八八一―育休退所制度を廃止するため、公立保育所の低年齢児受入体制を確保

▽児童保育センター整備事業＝―一二、五〇三―仮称・第二緑ヶ丘児童保育センターの建設

▼教育費

▽小・中学校適正配置推進＝九七

▽こども学校応援地域基金の創設（新規）＝一、〇〇〇

▽子ども未来塾ＩＣＴ機器整備＝六〇〇

▽特別支援教育補助員の配置＝四一五

▽スクールバスの更新（新規）＝七三四

▽特別支援学級の配置＝六六

▽義務教育施設整備

・柏小＝一五、七六八

・学校トイレの洋式化＝一、四〇〇

▽サピエ図書館事業（新規）＝一三五

▽おびひろ動物園ゆめ基金の創設（新規）＝四〇〇

▽新たな総合体育館整備＝三、七一〇

▽２０１６フードバレーとかちマラソンの開催＝三九〇

▽日本クラブユースサッカー選手権大会の開催＝二〇〇

▽２０１７冬季アジア大会の開催（新規）＝九、〇一九

(市町村 2016-02-17付)