上富良野町の全国体力・運動能力等調査結果　小・中男女体力合計点、全国大きく上回る　「運動が好き」も全国以上

（市町村 2016-02-18付）

　【旭川発】上富良野町は、二十七年度の同町における全国体力・運動能力等調査結果を公表した。実技の体力合計点について、小・中学校の男女とも全国と全道平均を大きく上回った。また、質問紙調査では、「運動やスポーツをすることが好き・やや好き」と回答する割合が、男女ともに大きく上回った。

　実技調査と質問紙調査からなる同調査では、小学五年生と中学二年生を対象に二十七年四月から七月末にかけて実施。

　実技調査は、握力、上体起こし、長座体前屈、反復横とび、二十㍍シャトルラン、五十㍍走、立ち幅跳び、ソフトボール投げ（中学生はハンドボール投げ）の八種目からなる。質問紙調査は運動習慣や生活習慣などを問うものとなっている。

　同町では、小学校三校と中学校一校の計四校が調査に参加した。

　実技調査の結果をみると、小学生男子が八種目のうち六種目で全国平均を上回った。体力合計点は五七・二九となっており、全国に三・四九ポイント、全道に四・六二ポイントの差を付けた。

　小学生女子では、八種目中五種目で全国を超え、体力合計点も五六・六三を記録。全国を一・四五ポイント、全道を三・〇七ポイント上回った。

　中学生男子では、八種目中六種目で全国を超えた。体力合計点は四五・四七で全国を三・五八ポイント、全道を五・三七ポイント上回る結果に。

　中学生女子でも八種目中六種目で全国を上回った。体力合計点は五〇・〇八で、全国を一ポイント、全道を五・二五ポイント上回った。

　質問紙調査では、「運動やスポーツをすることが好き・やや好き」と回答する割合が男女とも全国平均を大きく上回った。特に、小学生男子で高い傾向を示した。

　同町では、「小学校では休み時間や放課後などに体育の授業以外の運動時間を確保する取組、中学校では目標をもたせた授業づくりや文化部での体力づくりなどが体力の向上につながっている」と分析。また、小・中学校とも基本的な生活習慣や正しい食生活の確立に向けた取組を学校と家庭が連携して推進していることも、体力向上の要因として挙げている。

(市町村 2016-02-18付)