士別市28年度予算案 高校生介護職場体験を実施 北地区子どもセンター整備も (市町村 2016-02-19付)
【旭川発】士別市は十六日、二十八年度予算案を発表した。一般会計の総額は前年度比〇・七%減の百八十九億八千六百一万円。うち、全体の七・七%を占める教育費は、前年度と比べ三九・一%減の十四億六千六百二十三万円を計上した。上士別小中学校改築事業における校舎本体の建設が終了したことが減額の主な要因に挙げられる。
新規事業をみると、北地区子どもセンターの整備に二千四百七十九万円、日向スキー場の整備に一千六百四十四万円を充てている。介護従事者新規就労定着支援事業では、高校生介護職場体験などを行う。
教育に関連する主な事業はつぎのとおり(金額単位・万円)。
▽高齢者大学推進=二〇二
▽北地区子どもセンター整備(新規)=二、四七九―ほくと児童館の老朽化に伴い、児童センターと障がいのある児童の放課後等における居場所としての施設を併設した子どもセンター建設に向けて設計等を実施
▽日中一時支援事業=八〇五―障がいのある児童の居場所づくりとして士別小で行っている同事業の利用料を無料化する
▽乳幼児等医療費給付=五、八〇九―小学生以下の医療費、中学生の入院時医療費を無料化
▽子ども夢トーク推進事業=四―小学校四校、中学校一校で実施
▽子ども議会開催=二七
▽子どもの権利推進事業=五五
▽地域資源を活用した学校教育の推進事業=二八一
▽介護従事者新規就労定着支援(新規)=四〇―介護職員初任者研修受講料貸付のほか、高校生介護職場体験を行う
▽要保護児童対策=六〇五
▽特別保育推進事業(拡大)=八八―保護者が就労している、または保護者もしくは兄弟が疾病している場合など、民間施設に延長保育や病後児保育を依頼した時の保育料を一部助成する
▽学習振興事業=三、〇五一
▽学校図書館・少額理科設備整備=七一七
▽遠距離通学助成=二、五九〇
▽特別支援教育就学事業=一、七一九
▽不登校・いじめ問題等対策=五三七
▽上士別小中学校改築=三一、〇四七―グラウンド整備、旧小中学校解体
▽小学校整備=六、八一二―士別小屋体の外壁塗装と屋上防水改修、温根別小屋体耐震補強実施設計および地質調査
▽中学校整備=二八三―多寄中屋体吊天井調査、士別南中職員室電話機取替
▽高校バス通学補助=二三三
▽東高校教育振興事業=四七三
▽小中学生体育・教育施設無料化=四一
▽児童・生徒大会参加交通費助成=三〇六
▽子どもの学習・生活習慣定着推進事業=七三
▽学校支援地域本部事業=二七二
▽放課後子ども教室推進=二八九
▽図書・資料整備=九六二
▽市民文芸活動振興=三三
▽文化振興補助=二〇〇
▽社会教育推進=二六五
▽生涯学習推進=四八
▽生涯学習推進機会提供事業=一四〇
▽市民学習自主企画支援事業=八三
▽博物館教育普及活動=五二
▽博物館特別展示活動=一二四
▽市民文化センター施設環境整備(新規)=四八二
▽サンライズホール自主企画事業=七九一
▽子ども芸術劇場事業=三四六
▽ふるさと給食事業=三二一
▽学校給食センター施設設備整備=三、一六九
▽朝日農業者トレーニングセンター整備=四、四三一
▽朝日プール整備=八三二
▽日向スキー場整備(新規)=一、六四四
▽あさひスキー場整備=九一二
▽わくわく水郷公園再開発=二〇、五一五
▽みよし市子ども交流事業=二〇五
▽「産・学・官」連携商店街ガイド作成=二一
▽わかりやすい予算書協学事業=二五
▽食育推進事業―三九
(市町村 2016-02-19付)
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