１定道議会予算特別委（２８年３月１７日）　子の学びや挑戦の機会確保し成長を　道未来人材応援基金創設で総合政策部長

（道議会 2016-03-24付）

　十七日の一定道議会予算特別委員会第一分科会では、「仮称・北海道未来人材応援基金」について質疑が行われた。

　窪田毅総合政策部長は「子どもたちが置かれた環境によらず、夢や目標をもちその実現に向けて、自らの可能性を磨き、健やかに育つよう支えることが重要」と述べ、人材育成の必要性を強調。「高い志をもちながらも経済的理由が制約となっている子どもたちに、学びや挑戦する機会を提供するため、広く道内外の協力のもと、基金を創設し、子どもたちの成長を応援したい」と述べた。

　今井太志総合政策部政策局総合教育担当局長は、基金の取扱いについて、「条例による設置を検討している」と述べた。対象者については、児童養護施設を退所した厳しい経済環境に置かれている子どもを対象とした大学進学支援などを想定していることを提示。文化・芸術・スポーツ分野で活躍したいと考えている子ども、海外留学を志しながらも経済的理由が制約となっている大学生なども含むとした。

　さらに、できるだけ多くの企業や関係団体の趣旨の理解と賛同が大切と考え、今後、道内外の企業や団体へ働きかけ、設立に向けた準備会議を立ち上げることを明らかにした。

　吉井透委員（公明党）の質問に対する答弁。

(道議会 2016-03-24付)