道教委と日ハムが子どもの生活習慣など確立へ連携　校内放送用音源ＣＤ作成　選手２２人が呼びかけ

（道・道教委 2016-03-29付）

「一斉読書の時間になりました」などのメッセージを収録

　道教委は、北海道日本ハムファイターズと連携した校内放送用音源ＣＤ＝写真＝を作成した。二十二人の選手の声を収録し、朝読書の開始・終了のほか、体力向上や生活習慣の確立の大切さなどを呼びかける十二種類の音源を用意している。各教育局を通じて市町村教委に配布した。

　道と日本ハム㈱は二十三年二月、包括連携協定を締結した。家庭教育や子育て支援について連携・協働し、道日本ハムファイターズは二十六年度から「読書促進全道キャンペーン」を展開。道教委では、球団から選手おすすめの絵本の紹介を得て、地域の図書館や学校でパネルを展示するコーナーを設けてきた。

　今回は、協定に基づき、校内一斉読書および望ましい生活習慣の確立などに向けた校内放送用音源の提供を受け、校内放送用音源ＣＤを約七百枚作成した。

　音源は選手二十二人の声を収録。「一斉読書の時間になりました。僕が小学生のころ友達と〝いま、どんな本を読んでいるの〟と会話するのがとても楽しみでした。皆さんも好きな本を探してみてくださいね。では、静かに本を読みましょう」などと読書開始を呼びかけるものや、読書終了を知らせるものなど十二種類を盛り込んだ。

　下校時の「早寝・早起き・朝ご飯で、規則正しい生活を心がけましょう。宿題も頑張って下さい」「子どもは風の子、元気な子。しっかり体を動かして、心も体もたくましくなろう」など生活習慣に関するもの、チャレンジテストの開始と終了、毎月第一・第三日曜日のノーゲームデーを呼びかける音源を用意している。

　ＣＤは三枚一セットで各市町村教委を通じて、各学校へ送付した。

　道教委では、「多くの学校で行っている朝読書を今後は、定期的な実施、回数を増やすなど、読書活動を盛り上げてほしい」と期待している。

(道・道教委 2016-03-29付)