教員の道へはじめの１歩　２８年度新採用教職員辞令交付式―札幌市教委

（市町村 2016-04-05付）

新採用教職員３６９人が新たな門出を迎えた

　札幌市教委は一日、市立札幌大通高校で二十八年度新採用教職員辞令交付式を執り行った＝写真＝。新採用となった教職員三百六十九人が出席。長岡豊彦教育長は「豊かな人間性や社会性を備えた魅力ある教員となってほしい」と呼びかけた。

　本年度は三百六十九人を採用。内訳は小学校教諭二百五人、中学校教諭百二十九人、中等教育学校教諭三人、高校教諭四人、特別支援学校教諭十四人、養護教諭十四人となっている。

　式では、一人ひとりの名前を読み上げたあと、長岡教育長が代表者に辞令を手渡した。

　続いて、新採用教職員全員で、「教育を通じ全体に奉仕すべき責務を自覚し、教育に従事する公務員として誠実かつ公正に職務を執行する」と宣誓した。

　長岡教育長は、教員に求められる能力の高さに関して、子どもたちや教職員、地域住民とのかかわりから多くのことを学ぶなど、「豊かな人間性や社会性を備えた魅力ある教員となってほしい」と呼びかけたほか、教職者としての強い使命感をもって教職を続けることを求めた。

　また、「鮮明な目標と強烈な意欲があれば結果はあとからついてくる」と述べたほか、「健康管理に留意して教育活動に取り組み、本市の学校教育の充実・発展に寄与してほしい」と呼びかけた。

(市町村 2016-04-05付)