釧路校長会が２８年度全体会議　管内教育に責任もって　川嶋新会長（釧路町別保小）が重要課題説明

（関係団体 2016-05-06付）

あいさつに立った川嶋新会長は重要課題４点を挙げた

　【釧路発】釧路校長会は四月二十一日、釧路センチュリーキャッスルホテルで二十八年度全体会議を開催した。会員五十人が参加。新会長に就任した釧路町立別保小学校の川嶋和久校長＝写真＝が本年度の重要課題四点にふれ、関係機関と連携し、二十八年度の活動を推進していくことを示した。

　はじめに、釧路校長会綱領を全員で読み上げたあと、新入会員等を紹介。続いて、川嶋新会長があいさつに立ち、本年度の重要課題四点について考えを述べた。

　一点目は、新たな組織体制になった初年度であることについて説明。これまでの十八人の役員を十一人に減らし、事務局や部長と兼務した理事が、町村校長会とのパイプ役を果たすことになるため、「皆さんのカバーをお願いしたい」と協力を呼びかけた。

　二点目は、会員の大幅な交代期について指摘。二十八年度の新会員は十五人、二十九年度も同様に推移すると、二年間で五分の三が新しい会員となる試算を示し、「釧路校長会の伝統や良さをどのように引き継いでいくかが大きな課題」と述べた。

　三点目は、教頭職受検者の発掘と育成について説明。二十七・二十八年度の大量退職で、他管内から配置される教頭、場合によっては未配置校が出現する可能性を危ぐし、「管内教育の充実と安定のため、教頭職受検者を確保することが喫緊の課題」と強調した。

　四点目は、関係機関との連携強化の重要性について述べた。特に、地公法の改正に伴う教職員評価については「教育委員会との連携や指導のもと、学校が混乱することのないよう取り組みたい」と述べ、「管内の子どもたちの成長と管内教育に責任をもつ校長会として、釧路教育局、各町村教委との連携を深め、二十八年度の活動を推進していく」と締めくくった。

　二十八年度の役員体制はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝川嶋和久（釧路町立別保小・新）

▽副会長＝米塚孝治（釧路町立富原中）、沢田恵美子（鶴居村立鶴居小・新）

▽事務局長＝荻原崇弘（標茶町立標茶小・新）

▽監査＝湊谷美樹治（白糠町立庶路小・新）、大島正実（釧路町立遠矢小・新）

▽事務局次長＝梅津和広（厚岸町立厚岸中・新）

▽事務局会計＝藤原美恵子（浜中町立浜中中・新）

▽釧研所長＝佐野哲哉（弟子屈町立弟子屈小・新）

▽研修部長＝佐藤一浩（釧路町立遠矢中・新）

▽経営部長＝青木悟（白糠町立庶路中・新）

▽対策部長＝大川英雄（鶴居村立下幌呂小）

▽情報部長＝秦直人（標茶町立沼幌小・新）

(関係団体 2016-05-06付)