道造形教育連盟が総会研修会開く　７月に札幌で全道大会　事業計画、役員など決める

（関係団体 2016-05-09付）

役員改選では三井会長を再任した

　道造形教育連盟は四月下旬、ホテルライフォート札幌で二十八年度委員総会研修会を開催した＝写真＝。七月二十八日に開催する第六十六回全道造形教育研究大会札幌大会など二十八年度活動計画を確認。役員改選では、三井哲会長を再任した。

　冒頭、三井会長のあいさつを橋詰博副会長が代読。昨年七月に開催した第六十五回全道造形教育研究大会函館・渡島大会を通して研究を深めたことにふれ、「成果と課題を踏まえ、本年度示される新学習指導要領の改訂を視野に、優れた実践を生み出すことを目指さなければならない」と述べた。

　また、同連盟は研究大会や研修会、他機関との連携を通して、本道の造形教育の振興に貢献していることから、「今後も他機関との連携を通して、造形教育を前進させたい」と述べた。

　議事に移り、二十七年度の業務報告、活動報告、会計決算報告など報告案件を承認。二十八年度の活動方針、各部活動計画、会計予算についても審議し、いずれも原案どおり決定した。

　研究主題については、「“わたし”を創る～今を生きる、共に生きる造形教育」と設定。「“今”“わたし”が生きる造形活動の在り方とは」「“わたし”が高まる“共に生きる”造形活動の在り方とは」の二点について研究を進めていく。

　活動方針では、「第六十六回全道造形教育研究大会札幌大会の開催と研究成果の交流」「造形教育活動にかかわる研修活動の推進」「第四十三回北海道教育美術展の開催によって、造形教育活動の振興および充実を図る」「北海道造形教育連盟報とＨＰの内容充実を図り、会員の連携に努める」「造形教育諸団体、関係機関との連携を密にし、全国・全道の連携・交流を深める」の五点を掲げた。

　七月二十八・二十九日に札幌市立新陵東小学校で開催される第六十六回全道造形教育研究大会札幌大会では大会テーマ・研究主題を「“すき”が輝く造形活動」と設定。公開授業や実践発表、講演を行うことを確認した。

　役員改選では、三井会長を再任した。

　本年度の役員体制はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝三井哲（札幌市立北白石小校長）

▽副会長＝橋詰博（札幌市立簾舞中校長）、小野三枝子（釧路市立共栄小校長）、池田元治（千歳市立北陽小校長）、菅原良和（旭川市立嵐山小中校長）、仲井靖典（函館市立的場中教頭・新）

▽会計監査＝加藤雅子（札幌市立栄東小校長・新）、杉山浩彰（釧路市立青陵中教諭・新）

▽事務局長＝阿部時彦（札幌市立真駒内曙中校長）

(関係団体 2016-05-09付)