後志小中教頭会が総会開く　校長会とスクラム組んで　役員改選―丸岡会長を再選

（関係団体 2016-05-10付）

本年度活動計画を決定

　【倶知安発】後志小中学校教頭会（丸岡哲也会長）は四月下旬、倶知安町内のホテル第一会館で二十八年度総会を開催した＝写真＝。総会では、学校運営研修会・ブロック研修会、「法規・法令」にかかわる研修の推進などを盛り込んだ本年度活動計画を決定。任期満了に伴う役員改選では、丸岡会長、明村秀之副会長を再任したほか、新たに余市町立黒川小学校の吉田貴教頭と蘭越町立蘭越中学校の佐々木淳教頭を副会長に選出した。

　開会に当たり、丸岡会長は「校長を助け、校務を整理する教頭は、校長が示す経営方針を理解し、どのように具現化し、学校運営をどのように進めていくか提示しなければならない」とした。

　その上で、教頭職に必要なことについて、「学校経営上、優先すべき課題は何か、言い換えれば、校長が最も気にしていることは何かを的確にとらえること。迅速に担当職員や学校を動かし、“誰が”“何を”“いつまで”“どのように”を把握し、第一報を校長に報告する。そのスピード感、軽いフットワークが求められている」と強調。後志小中学校教頭会としては、「協働体制を確固たるものとし、会員相互の連携・協働によって学校運営を力強く着実に進めていきたい」と語った。

　引き続き、後志教育局の武田信吾局長、後志町村教委協議会教育長部会の＝橋武志副部会長、後志小中学校長会の村井満会長が来賓祝辞。武田局長は、①学校力の向上②管理職による教育課程の管理―の二点を求めた上で、「管内教育の課題の解決に向けた方策などについて共通理解を図るなど、実り多い総会となることを期待する」と述べた。

　＝橋副部会長は「学校長が示す指針に向かってかじ取りを託されているのが教頭。自らも一層研鑚に励むとともに、ミドルリーダーの育成や教職員の職能の開発・向上と学校力の向上に向けたかかわりを大切に学校運営に当たって」と要請。村井会長は「後志小中学校教頭会が丸岡会長を中心に一枚岩となって一人ひとりの教頭を支えるとともに、後志教育界の課題解決に向け、校長会と仲良くスクラムを組んで取り組み、後志教育の発展に力を発揮してほしい」と激励した。

　議事では、本年度活動計画・予算を決定。学校運営研修会・ブロック研修会、「法規・法令」にかかわる研修の推進、会報、研究集録、活動要覧の編集・発行などを確認した。

　役員改選では、丸岡会長、明村副会長を再任したほか、新たに余市町立黒川小の吉田教頭と蘭越町立蘭越中の佐々木教頭を副会長に選出した。

　再任された丸岡会長は「連携・協力の輪を広げ、教頭としての資質向上と会のさらなる発展に力を尽くしていきたい」と語った。

　新役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝丸岡哲也（古平町立古平小）

▽副会長＝明村秀之（余市町立大川小）、吉田貴（余市町立黒川小・新）、佐々木淳（蘭越町立蘭越中・新）

▽事務局長＝山下秀一（岩内町立岩内東小・新）

▽事務局次長＝鹿毛貴之（倶知安町立倶知安小・新）

▽会計＝柴山理香（真狩村立真狩中・新）

▽会計監査＝土屋茂（蘭越町立昆布小・新）、道場伸哉（ニセコ町立ニセコ小・新）、穂山豊希（共和町立共和中・新）

(関係団体 2016-05-10付)