上教研が２８年度総会研修会開く　１０月に３地区研究大会　役員改選、畠会長を再選

（関係団体 2016-05-10付）

会の今後の運営などについて協議

　【旭川発】上川管内教育研究会（＝上教研）は四月二十八日、旭川市大雪クリスタルホールで二十八年度定期総会および研修会を行った＝写真＝。会員や来賓など約五十人が出席し、前年度の活動報告や本年度の事業計画、今後の会の運営などについて協議。十月三日に中部地区、十月五日に北部地区、十月十二日に南部地区でそれぞれ地区研究大会を開催することを決めた。役員改選では、畠伸広会長の留任を決定した。

　はじめに、畠会長があいさつ。昨年で六十周年を迎え実りの多い一年間となったことを振り返った。十月上旬に控えた地区研究大会の成功に向け、会員の協力を呼びかけた。

　つぎに、上川教育局の小野寺一郎局長と上川管内教育委員会連合会教育長部会の石田政充会長が来賓あいさつ。小野寺局長は教師としての専門性を高める上教研の今後の活躍を期待。石田会長は教職員が一致協力し、管内の子どもたちの成長を促すよう求めた。

　議事に移り、前年度の事業報告や会計決算、本年度の事業計画、活動方針、予算などについて協議した。

　うち、本年度の事業計画では、管内研究テーマ「北国に生き、未来を切り拓く子どもの育成～心豊かにたくましく生きる力をはぐくむ“上川の教育”の創造」を継続。これまでと同様に、研究集録『上川の教育』の発刊や、上教研情報『かがやき』の年六回の発行に努めることを盛り込んだ。

　地区研究大会については、十月三日に中部地区、十月五日に北部地区、十月十二日に南部地区で行うことを決定した。

　このほか、少子化や学校の統廃合の進行によって会員が減少していることから、運営見直しのために昨年立ち上げた「上教研活性検討委員会」の答申を、高橋俊夫委員長（愛別町立愛別小校長）が報告した。

　中部地区について、比布・鷹栖のブロックと上川・愛別・当麻のブロックを統合する。研究班活動では、特別支援教育班について、小学校と中学校の部会に分けるなど運営を工夫。英語についても、小学校外国語活動の教科化が今後見込まれることから、小学校と中学校で部会に分けることとした。

　このほか、各研究班の実践研究の成果を管内のみならず、全道・全国へと発信するため、ホームページを立ち上げることなどを答申に盛り込んだ。

　役員改選については、畠会長の留任を決定した。

　本年度の役員はつぎのとおり（すべて校長）。＝敬称略＝

▽会長＝畠伸広（比布町立中央小）

▽副会長＝池田卓平（名寄市立名寄小・新）、五十嵐欣也（当麻町立当麻小）、松井清隆（富良野市立富良野西中・新）

▽監査＝＝木司（幌加内町立幌加内中・新）、大角勝之（占冠村立占冠中・新）

▽小山田雅春（中富良野町立本幸小）

(関係団体 2016-05-10付)