今こそ存在感を発揮して　道小学校長会が第１回理事研開く

（関係団体 2016-05-16付）

本年度の活動推進について協議

　道小学校長会（松井光一会長）は十日、ホテルライフォート札幌で二十八年度第一回理事研修会を開催した＝写真＝。本年度の活動推進について協議したほか、四つの専門部会も開き、年間活動計画を確認。松井会長は「未来を見据え、〝チーム北海道〟として進む道小」をキャッチフレーズに、「北海道教育のために道小としての意見表明や要望活動を行う」など四点を重視していく考えを示した。

北海道型「チーム学校」検討へ

　冒頭、あいさつに立った松井会長は「今こそ、道小の存在感を全道の校長が感じられるよう、アンテナを高くし、全道各地区の悩みや困りを把握し、力になれるよう積極的に行動していくことが求められている」と強調。職能向上と本道教育の振興を図るため、「各地区において理事の皆さんが遺憾なく力を発揮できるよう、充実した研修・情報交流の場となるよう努めたい」と意気込みを語った。

　本年度、道小として重視していきたいこととして、①アンテナを高くして、最新で有効な情報を把握し、全道の校長に正確に伝えること②北海道教育のために、道小としての意見表明や要望活動を行うこと③「チーム北海道」として、他の教育関係団体と協働すること④校長の力量を高めるための研修の充実と組織の改善を図ること―の四点を示した。

　道小・道中のコラボレーションによる“チーム北海道”としての提言書を作成したほか、道中・道公教とともに、「道文教施策・予算策定に関する要望書」を道教委に提出することを報告。今後は、三十年度の全連小全国大会北海道大会の大会副主題・キャッチフレーズを検討し決定すること、「チームとしての学校」への取組を加速するための、道内各地区の実情把握と北海道型「チーム学校」を検討すること、全国学力・学習状況調査の質問紙項目を、レーダーチャートを用いて分析することなども示し、キャッチフレーズ「未来を見据え、〝チーム北海道〟として進む道小」のもとに活動を推進していく考えを示した。

　次いで、教育情勢や四～五月の会務、第五十九回道小教育研究小樽大会の開催要項について報告。本年度の活動内容について協議したほか、四つの専門部会も開き、年間活動計画の共通理解を図った。

　また、「学校職員人事評価制度」に関する道教委の講話も行った。

(関係団体 2016-05-16付)