宗谷校長会が総会・研修会開催　愛情に満ちた学校経営を　網谷会長を再任―役員改選

（関係団体 2016-05-16付）

本年度運営方針や活動計画を決定

　【稚内発】宗谷校長会は四月中旬、稚内総合文化センターで二十八年度総会・研修会を開催した。本年度の運営方針や活動計画を決定。「生きる力を育む教育課程の編成・実施・評価・改善に努め、愛情と信頼に満ちた学校経営とその充実に努める」など、四つの活動の重点を定めた。役員改選では、網谷一幸会長を再任した。

　はじめに、網谷会長があいさつ。四月に発生した熊本地震や、五年が経過した東日本大震災にふれ、「日々の学校の教育活動の中で、これから子どもたちが想像もしないような場面に遭ったとき、どういう指針をもって自分は行動すべきなのか考え、それを実行できる力を身に付けさせることが教育の一番大事な部分」と強調し、「目に見える学力だけでなく、目に見えない、子どもたちがこれから社会で生きていく上で指針となる力を日常の教育活動の中でどうやって身に付けさせるか考えていかなればならない」と語った。

　その上で、「宗谷の様々な地で校長会が存在感を示し、宗谷の教育を一歩で進めるのだという気概をもって、この一年頑張っていきたい」と呼びかけた。

　続いて、来賓として出席した宗谷教育局の野﨑弘幸局長があいさつ。「各学校においては、教職員一人ひとりが自らの専門性を発揮するとともに、専門スタッフの参画を得て、課題解決に求められる専門性や経験を補い、教育活動を充実させることが大切」と説き、そのため、「校長には、多様な専門性をもった職員が共通の目標に向かって動けるような組織マネジメントが求められる。今後とも、多様化する教育課題を整理してしっかりと向き合うとともに、創意工夫ある教育活動を生かした魅力ある学校づくりにまい進してほしい」と校長会のさらなる発展・充実に期待を寄せた。

　議事では、「生きる力を育む教育課程の編成・実施・評価・改善に努め、愛情と信頼に満ちた学校経営とその充実に努める」など、四つの活動の重点を決定。役員改選も行い、網谷会長をはじめ、本年度の体制を固めた。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝網谷一幸（稚内市立潮見が丘中）

▽副会長＝但田勝義（豊富町立豊富中）、飯田光（稚内市立稚内南小）、相座豊（幌延町立幌延小）、植木典彦（浜頓別町立浜頓別小）、吉田瞬壱（中頓別町立中頓別中・新）

▽事務局長＝大島朗（稚内市立潮見が丘小）

▽事務局次長＝加賀誠（豊富町立豊富小）、植木明彦（猿払村立浜鬼志別小・新）、本間一臣（稚内市立稚内東中・新）、今野亘（枝幸町立枝幸小・新）、吉﨑健一（稚内市立声問小・新）

▽会計＝藤田淳（枝幸町立枝幸中）

▽幹事＝杉本浩一（利尻富士町立鴛泊小）、佐近強（利尻町立沓形小・新）、坂本孝行（礼文町立船泊小・新）

▽会計監査＝槙展宏（猿払村立拓心中）、鎌田正之（稚内市立稚内東小・新）

(関係団体 2016-05-16付)