十勝管内教委連が定例総会開く　１１月に足寄で集い開催　本年度事業計画、役員など決定

（関係団体 2016-05-17付）

事業計画には、委員研修会などを盛り込んだ

　【帯広発】十勝管内教育委員会連絡協議会（星崎隆雄会長）は十日、帯広市内のホテルグランテラス帯広で二十八年度定例総会を開催した＝写真＝。本年度の事業計画について、十一月に足寄町内で「十勝教育を考える集い」を開催することなどを確認。役員改選では、欠員だった副会長のポストに、清水町の三澤吏佐子職務代理を新任した。

　冒頭、星崎会長があいさつに立ち、「子どもたちを取り巻く環境が大きく変化する中、子どもたちを守り、健やかに育んでいくためには、学校・家庭・地域が連携し、課題を共有しながら着実に取組を進め、教育の質の向上に努めることがますます求められる」と強調。「地域の教育に対する期待に応えるために、各市町村教委がこれまで以上に連携を図り、本年度の事業をより効果的に進められるよう皆さんの協力をお願いしたい」と求めた。

　引き続き、同会の顧問を務める十勝教育局の竹林亨局長が登壇し、①教育の質の向上②服務規律の徹底③次世代を担うスクールリーダーの育成―の三点を要請した。

　教育の質の向上については、「各学校において各種調査の結果を活用し、児童生徒一人ひとりの学習状況を把握するとともに、つぎの取組の改善に生かすなど、検証改善サイクルを学校全体で組織的に展開し、地域住民の期待に応える質の高い教育活動につなげてほしい」と呼びかけた。

　服務規律の徹底では、「児童生徒の見本となる教職員の不祥事はこれまで築き上げた学校の信頼を一瞬にして失うもの」と強調。「あらためて所管の学校の教職員に対して、学校職員としての崇高な使命と責任を自覚するよう、引き続き指導を」と求めた。

　スクールリーダーの育成については、「十勝教育の継承・発展に不可欠」と訴え、「それぞれの市町村の校長と連携を図り、今後の十勝教育を支える人材の育成に力添えを」と要望した。

　議事に入り、二十七年度事業報告や決算報告などを承認したあと、本年度の予算案や事業計画について審議。事業計画について、教育行政関係では、十一月に帯広市内で委員研修会を、学校教育関係では、二十九年二月に十勝教育研修センターにおいて、研究実践指定校（地域）研究協議会を、社会教育関係では、十一月に足寄町内で「十勝教育を考える集い」などを開催することを確認した。

　役員改選では、顧問に竹林局長を選任したほか、欠員だった副会長のポストに清水町の三澤吏佐子職務代理を新任。道町村教育委員会連合会の役員については、新たに更別村の渡辺正男職務代理、音更町の田中義博職務代理、鹿追町の臼井あや子職務代理、広尾町の笹原博教育長を評議員に選出した。

　このあと、十勝教育研究所運営委員長を務める幕別町教委の田村修一教育長が本年度の運営計画等について説明した。

　本年度の十勝管内教委連および道町村教委連の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▼十勝管内教委連

▽顧問＝竹林亨（十勝教育局長・新）

▽会長＝星崎隆雄（足寄町委員長）

▽副会長＝三澤吏佐子（清水町職務代理・新）、菅原裕一（豊頃町教育長）

▽理事＝渡辺正男（更別村職務代理）、西田英豊（上士幌町委員長）、田中厚一（帯広市委員長）、臼井あや子（鹿追町職務代理・新）、野下純一（陸別町教育長）、武田孝憲（芽室町教育長）、笹原博（広尾町教育長）、馬場久男（上士幌町教育長）八鍬祐子（帯広市教育長）、齊藤仁（新得町教育長）

▽監事＝前川啓一（豊頃町職務代理）、伊藤登（清水町教育長・新）

▼道町村教委連

▽理事＝星崎隆雄（足寄町委員長）、菅原裕一（豊頃町教育長）

▽評議員＝渡辺正男（更別村職務代理・新）、田中義博（音更町職務代理・新）、臼井あや子（鹿追町職務代理・新）、伊藤登（清水町教育長）、笹原博（広尾町教育長・新）、武田孝憲（芽室町教育長）

(関係団体 2016-05-17付)