札特協が定期総会・研修会開く　職能向上など重点決定　役員改選―森会長を再任

（関係団体 2016-05-18付）

２８年度の活動計画を審議

　札幌市特別支援学級設置学校長協会（札特協）は十二日、東区民センター別館で二十八年度定期総会・研修会を開催した＝写真＝。校長として、職能の向上や学校経営の充実に努めるなど、本年度の重点項目等を決定。役員改選では森雅彦会長を再任した。

　開会式では、森会長があいさつ。四月から施行された障害者差別解消法について、「教職員に対し、同法の趣旨について事例等をもとに研修し、広めていく必要がある」と述べたほか、サポートファイルさっぽろの活用を保護者に呼びかけるよう求めた。

　また、関係機関と連携を図りながら、本年度も幼保小授業公開交流事業や特別支援教育コーディネーター研修会等を行っていくことにふれ、「本年度も札幌市の特別支援教育の充実と推進に努めていく。支援と協力をお願いしたい」と呼びかけた。

　また、来賓あいさつとして檜田英樹教職員担当部長が登壇。特別支援学級の設置率が小学校で八七％、中学校で八〇％台となったことにふれ、「特別支援の教員へのケアや通常学級との交流などを行ってほしい」と話した。

　続いて研修会を開催し、札幌市教委教育推進課の田中進一特別支援教育推進担当係長が「札幌市の特別支援教育の推進について」と題して講演した。

　総会の議事では、庶務部・調査部・研究部・広報部が二十七年度の活動を報告したあと、二十八年度の活動計画を審議。活動の重点項目では、特別支援学級設置学校長として、「職能の向上に努める」「学校経営の充実に努める」のほか、「会員相互の交流に努める」「特別支援教育関係機関・団体との連携に努める」の四点を提示した。

　また、六月二十三日にホテルライフォート札幌でコーディネーター研修会、七月十一日にちえりあで第一回研修会、十二月十五日にちえりあで第二回研修会を開催することなどを決定した。

　役員改選も実施し、森会長を再任した。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝森雅彦（琴似小）

▽副会長＝筒井義博（幌東小・新）、吉田幸司（栄中・新）、髙村誠（美しが丘緑小）、千葉理恵子（中央幼）

▽監事＝山岸徹（厚別中・新）、池田哲也（平岸高台小・新）

▽理事長＝栗原靖（北園小）

▽副理事長＝三谷和（西岡北小）

(関係団体 2016-05-18付)